ウミウシわんさか|バリ島トランベンで見たウミウシ全部ご紹介!
4月に入り、トランベンの海峡もドンドン良くなってます。
水温29度。透明度も上がり、水中は小さなウミウシがわんさか!
1日2ダイブ。ナイトロックスでじっくり潜ってきました。
バリ島内でも特にトランベンでは、初めて見るウミウシに遭遇する確率が高い。
ざっと約23種類のウミウシをご紹介します!
結構いるね「ウスイマツカサウミウシ」と「フジタウミウシ属の一種」
ウスイマツカサウミウシ・Doto ussi
一番初めに目に飛び込んできたのがウスイマツカサウミウシ。
かなり多く見られ、卵を持ったのもいました。
バリ島で良く見かけるフサマツカサウミウシとそっくりですが、ウスイマツカサウミウシは体に透明っぽい白の斑点があるので見分けが付きます。
どちらも背中にブドウを背負ってるみたいで、とてもユニークなウミウシです。
フジタウミウシ属の一種,・polycera sp 2
大・中・小合わせ数回遭遇しました。
フジタウミウシ属の一種は頭部先端にある突起が特徴。
なんとも愛くるしい顔つきです。
隣にある大きくてプニュプニュした物体は、タマシキゴカイの卵塊(らんかい)です。
小さなウミウシが卵塊に乗っかってます。
ロータスミノウミウシ ・Coryphellina lotos
タマシキゴカイの卵塊の上にいるのは、ロータスミノウミウシです。
ツルガチゴミノウミウシ・ Favorinus tsuruganus
ツルガチゴミノウミウシは他のウミウシの食べる凄いウミウシ。
左側にいる小さいのは、アカコソデウミウシ(チョビヒゲウミウシ)。
フジタウミウシ属の一種です。
バリ島でちょっとレアなウミウシ達
ヨツスジミノウミウシ科の一種 10・Facelinid sp.10
初めて見たウミウシです。とっても小さくて、多分5ミリ未満ぐらい。
モウサンウミウシ・ Trapania euryeia
アカマダラツガルウミウシ ・Trapania miltabrancha
右側の小さいのがモウサンウミウシ。こちらは前に以前トランベンで見かけました。
左側がアカマダラツガルウミウシ。初めて見ました。
分かりにくい写真ですが、こちらもモウサンウミウシでしょう。
ゴクラクミドリガイ属の一種・Elysia sp
ゴクラクミドリガイ属の一種は見ますが、こちらの色は初めて見ました。
シノビイロウミウシ属の一種 1 Thorunna sp. 1
ゴクラクミドリガイ属の一種の左側にチョコんといるのが、シノビイロウミウシ属の一種 1。
小さいけど、色鮮やかで目立ちますね。
キホシウロコウミウシ・Mourgona sp. 1
始めて見ました。
色鮮やかなイロウミウシの仲間達
これぞ「海の宝石」イロウミウシの仲間達。
はっきりした色と、その配色が彼らの美しさを際立ててますね!
イロウミウシ科レンゲウミウシ属
イロウミウシ科レンゲウミウシ属だけでも15種類以上いるそうです。
キイッポンウミウシ Mexichromis trilineata
キイッポンウミウシは小さいながら水中での存在感がありますね。
背中に入った黄色の線が特徴。地域によって3本線だったり、1本線だったりするようです。
レンゲウミウシ Mexichromis multituberculata
背中のイボイボ突起が特徴
イロウミウシ科アオウミウシ属
イロウミウシの仲間達の中でも特に存在感があるのがアオウミウシ属のウミウシ達。
水中でどこから見ても目立ちます。
ヒュプセロドーリス・キャサリンアエ Hypselodoris katherinae
ゾウゲイロウミウシ Hypselodoris bullockii
クボミイロウミウシ Hypselodoris lacuna
マダライロウミウシ Hypselodoris tryoni
マダライロウミウシはペアでいることが多いですね。
歩く姿にも特徴があり、外套膜の前方をヒラヒラさせるんです。
その他|タヌキなんて名前のウミウシもいるんだ!
イロウミウシの仲間に「タヌキ」なんて名前のウミウシもいるんですね。
タヌキイロウミウシ ・Glossodoris hikuerensis
ニシキウミウシ・ Ceratosoma trilobatum
ユウグレイロウミウシ・Goniobranchus hintuanensis
ユウグレイロウミウシも外套膜をヒラヒラさせながら歩きます。
バリ島で良く見かけるウミウシなので、次回観察してみて下さい。
イロウミウシ以外|良く見かけるミズタマウミウシ属~メダマヤキウミウシ
トウモンリュウグウウミウシ・ Nembrotha livingstone
ミズタマウミウシ属の一種 5・ Thecacera sp. 5
バリ島トランベンのマクロポイントでよく見かける種です。
(バリ島でみられる「海のピカチュウ」と仲間達)
メダマヤキウミウシ・ Carminodoris estrelyado
コノハミドリガイ・ Elysia marginata
コノハミドリガイは、海藻の葉緑体を体内に取り込み光合成します。
光合成ウミウシとして有名ですね
ホリミノウミウシ属の一種か?
イバライロウミウシの一種か?
ウミウシではないけど「ヒラムシ」もご紹介
どこまでも続く「ウミウシの世界」
ウミウシは世界中に5000種以上生息し、毎日新しい種が発見されているようです。
トランベン周辺には知ってるだけで16か所のマクロポイントがあります。
ほぼ毎回、初めて見るウミウシに遭遇します。
それでもまだ、世界中に生息するウミウシの数と比べたら、ごくわずか。
どこまでも続く「ウミウシの世界』ハマると奥の深さに驚きますね。