2023年元日バリ島でダイビングライセンス取得|ダイビング冒険の始まり

PADIオープンウォーターダイバーコース、eラーニング+バリ島で3日間

今年は元日に新しいPADIオープン・ウォーター・ダイバーが誕生しました。

PADIオープン・ウォーター・ダイバーコース

ダイビングライセンス(C-カード)取得はゴールではなく、ダイバーとしてのスタート。
初日のプール・ダイブから、一つ一つのスキルを丁寧に繰り替えし練習し、不得意だったマスク脱着も完璧にクリアー。

特に、ダイビングを楽しむ「カギ」である「中性浮力」は3日間、かなり意識をしながら練習。
その結果、最終日には100本越えダイバーでも苦手な方が多い「ホバリング・スキル」もバッチリ習得できました!

ダイビング経験ゼロからスタートしたIさん。
ダイバーとしての自信がついた3日間となりました。

目次

プール(限定水域)講習は時間をかけて念入りに練習

バリ島オープンウォーターダイバーコース,プール講習
オープン・ウォーター・ダイバーコース:プール講習

PADIオープン・ウォーター・ダイバー3日間コースの参加者は、みなさん事前にeラーニングでダイビングの基本知識を学んでいます。

初日のプール(限定水域)では、ダイビングに必要な基本スキルの習得。

プールでの練習がコース全体で一番大変だったなぁ~

それもそのはず、ビックリするかもしれませんが、 プールで練習するスキルは全部で40種類以上あるんです。
簡単にマスターできるスキルから、人によっては何度も練習が必要なスキルもあります。

ただ、どれも安全かつ快適にダイビングを行う為にとても大切なので、しっかりマスターするのが重要。

一つ一つのスキルを習得する意味を理解すれば、その大切さが良く分かりますよ。

例えば、

潜る前に必ず覚えておかなければならないスキルの中には、

  • ダイビング器材のセッティング ➡安全に潜る為に自分で器材の管理が出来るのは重要
  • ハンドシグナル ➡水中ではしゃべれません。水中でコミュニケーションを取る方法を覚える
  • プレダイブ・セーフティ・チェック(ダイビング前にバディとお互いの器材を確認する方法)➡自分とバディの為、うっかりミスをなくす 

水中で、安全かつ快適にダイビングを行う為に欠かせないスキルはまだまだあるよ。

  • マスククリアー ➡マスクの中に水が入っても、落ち着いて水を出し、快適にダイビングを続ける方法
  • マスク脱着 ➡たとえマスクが顔から外れても、落ち着いてマスクを着用し、快適にダイビングを続ける方法
  • レギュレーターリカバリー ➡レギュレーターが口から外れても、レギュレーターを探し咥えなおして、呼吸を再開するスキル
  • バックアップ空気源の使用 ➡緊急時にバディと一本のシリンダーの空気を共有するスキル
  • 適切なウエイト量のチェック ➡ ダイビングを楽しむ為のカギである中性浮力を取るのに、自分の適性ウエイト量を知るのは大切
  • 潜降と圧平衡 ➡正しく耳抜きをしながら潜降する
  • 水平に泳ぐ-トリム(姿勢)の調整 ➡ 水中で効率よく泳げる
  • ホバリング ➡水中で無駄な動きが減り、自由に移動できるよになります。水中で浮力コントロールできるようになると、安全面のみならず、水底に住む生物に悪影響を与えない、環境に優しいダイバーになれます。
  • エマージェンシー・ウエイト・ドロップ ➡水面でトラブルが発生した場合、素早くウエイトを捨てて、浮力を確保する方法

全てのスキルをしっかり習得するには、7時間はかかります。
安全ダイビングに欠かせない基本スキル、短時間で詰め込むのでなく、納得いくまで練習しましょう!

海洋講習(オープン・ウォーター・トレーニング)はしっかり&楽しく

海洋講習では、プールで練習したスキルを海という環境で実践します。

ここからダイビングの講習がドンドン楽しくなってきた

プール講習で頑張った成果が現れたよね!

苦手だったマスク脱着がスムーズにきるようになりました。

実際、水中でマスクが外れることは滅多にありません。
ただ、このスキルを習得することで、マスクに水が入っても、マスクが曇って視界が悪くなっても大丈夫。
そして、最悪マスクが外れてしまっても落ち着いて対処できますね。

マスク脱着の練習,PADIオープン・ウォーター・ダイバーコース
マスク脱着

苦手なスキルを克服したら、メッチャ自身がついた!

ダイビングで大切なホバリング(水中でピタッと静止)もできるようになりました!

浮力コントロールのカギはBCDと肺を上手くコントロールすること。
浮き沈みのタイミングを掴む
BCDに空気を入れると、浮く。息を吸うと、肺が浮き袋のように膨らみ体が浮く。
沈む時はその逆。

詳しくは:バリで苦手だったホバリング・中性浮力を克服

ホバリングの練習は、インフレーターホースの先にあるボタン(空気を入れるボタン)に直接口で息を吹き込み、BCDに少しずつ空気を入れて浮力をとる練習もします。

このスキルができるようになると、万が一BCDのインフレターボタンが故障しても、落ち着いて浮力確保ができるようになります。

ホバリング,オーラル・インフレーションで練習,PADIオープン・ウォーター・ダイバーコース
ホバリング-オーラル・インフレーション

プールとは違った環境で、ここまで出来たら素晴らし!

ホバリング、水中で浮も沈みもしない練習、PADIオープン・ウォーター・ダイバーコース
ホバリング(浮も沈みもしな状態)の練習

ホバリングが上手くできたので、エキストラで水中でフィン交換をしてみた。

水中でフィンの交換
水中でフィン交換

別のフィンを使っても、完璧にホバリングできました。

ホバリングのコツを掴めました。体で覚えたダイビング・スキルは簡単には忘れません

ホバリング、水中でピタッと静止、PADIオープン・ウォーター・ダイバーコース
完璧なホバリング(水中でピタッと静止)

海では楽しみも一杯!

パダンバイの海に沈む、沈船ジュプンの周りを探検!

パダンバイの沈船ジュプンを探検、PADIオープン・ウォーター・ダイバーコース

沈船の周りには、イシモチ類が群れでいました。
パダンバイの砂地には、ミノカサゴ、シマウミヘビ(毒を持たないウミヘビ)、イソギンチャクの中に隠れるクマノミ類
サンゴの周りには、色とりどりのスズメダイを見ることができました。

パダンバイの海を探検、PADIオープン・ウォーター・ダイバーコース

ここまで上達したら自信をもってダイビングが楽しめるね

パダンバイ、PADIオープン・ウォーター・ダイバーコースの最終日

オープン・ウォーター・ダイバーコース、eラーニング+バリ島で3日間。

生まれて初めてダイビング器材に触れ、水中で呼吸をしたIさんが、3日後には笑顔で水中を探検している。
コース終了後にいつも思う事ですが、3日間精一杯練習した後に味わる達成感はたまらないですね。

ダイバーとしての冒険ははじまったばかり、これから世界中の海でダイビングを楽しんでほしいです。


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