バリ島ダイビングショップおすすめ|失敗しない選び方を在住16年のプロが解説

せっかくのバリ島旅行。ダイビングをするなら最高の海を思い切り楽しみたいですよね。
バリ島には150〜200店舗ほどのダイビングショップがあると言われ、PADI登録店だけでも約70店あります。
これだけたくさんの中から、自分に合うショップを選ぶのは意外と難しいものです。
ダイビングショップ選びでは、「安全管理」「少人数制」「日本語でのサポート」は、どれも大切です。
これらはショップ選びの基本とも言える、まず最初に確認しておきたい重要なポイントです。
ただ、それだけでは「本当に自分に合ったショップかどうか」は分からないということです。
ダイビングショップ選びで本当に大切なのは、あなたが「どんなダイビングを楽しみたいのか」「どんなサポートがあると安心できるのか」をしっかり聞き、一人ひとりに合ったダイビングスタイルを提案してくれることです。
私は、これこそが本当におすすめできるダイビングショップの条件だと考えています。
また、ダイビングのランクやログブックの数字(経験本数)だけで機械的に判断せず、その人の不安や目的に合わせてサポートしてくれるかどうかも大切なポイントです。実際には、経験本数が多いダイバーでも苦手なスキルや不安を抱えていることは珍しくありません。
💡怖がりダイバーだった私が伝えたい、ショップ選びで本当に確認したい3つのポイント
- 「初心者でも安心」のその先にある『寄り添い方』
(不安や希望をしっかり聞き、一人ひとりに合ったダイビングを提案してくれるか。) - 「少人数制」の中身が見える『グループ分けの質』
(単なる人数制限ではなく、スキルや目的に応じてチーム分けをしているか。) - 「安全管理」の土台となる『国際基準の運営』
(組織として安全管理を徹底しているか。)
バリ島で16年間、インストラクターとして活動している私ですが、ダイビングライセンスを取得したのは30年前。初心者の頃は、かなりの『怖がりダイバー』でした。
自分が人一倍慎重だったからこそ、「どんな海に潜るか」と同じくらい、「どんなショップを選ぶか」がダイビングの満足度や安心感を大きく左右すると感じています。
そこで今回は、海に対する不安が大きかった私自身の体験と、バリ島で長年多くのダイバーを見てきた経験をもとに、
失敗しないショップ選びのポイントを分かりやすく解説します。
📝この記事はこんな方におすすめ
- これからダイビングライセンス取得を検討している方
- Cカード取得後、まだ技術面に不安のある方
- 久しぶりのダイビングで緊張しているブランクダイバーの方
- 経験本数はあるけれど、実は苦手なスキルや不安がある方
「どのショップがおすすめか」ではなく、「今のあなたに合うショップ」を見つけるヒントになれば幸いです。
「初心者でも安心」だけでは分からないこと

- 初心者でも安心
- 日本語で丁寧に説明します
- お一人様歓迎
初めての海外ダイビングや一人旅の方にとっては、とても心強く、安心できる言葉ですよね。
ただ、一口に「初心者でも安心」と言っても、不安に感じることや、サポートしてほしい部分は人それぞれ違います。
だからこそ「初心者でも安心」という言葉だけで選ぶのではなく、そのショップがあなたの抱える不安や希望を、事前にしっかり聞いてくれるかが重要です。
- 「質問しやすい雰囲気があるか」
- 「あなたの希望に寄り添ってくれるか」
を見極めるのも失敗しないショップ選びの重要なポイントの一つです。

インストラクターからの本音
事前に不安や希望を伝えていただけるのは、本当にありがたいことです。
お客様のリアルな声を教えていただくことで、その方に合わせた最適なダイビングスタイルを無理のないスケジュールで、事前に組み立てご提案できます。当日のグループ分けや、ガイドがサポート(ケア)する際の大切な目安にもなります。
経験本数だけでは分からないダイバーの不安
ダイビングでは、経験本数(ログ字)が多ければ安心、少なければ不安というほど単純ではありません。
実際には、経験本数が100本以上あっても苦手なことや不安を抱えている方はたくさんいます。
大切なのは数字ではなく、「その人がどんな海に慣れているか」「今どんな不安や悩みを抱えているか」です。
【心理面と技術面】ブランク・初心者ダイバーが抱えるリアルな不安
すでにCカード(ライセンス)を持っているビギナーの方や、久しぶりに潜るブランクダイバーの多くは、以下のような「心理面での不安」や「技術面での不安」を心の中で抱えてる場合があります。
- 周りへの気兼ね(心理面の不安)
-
- 一人で参加だけど大丈夫かな?
- 周りのベテランダイバーに迷惑をかけないか心配
- 久しぶりのダイビングで緊張している
- 海外の海で、自分のペースで落ち着いて潜れるか不安
- 「こんな初歩的なことを聞いていいのかな…」と遠慮してしまう
- スキルへの焦り(技術面の不安)
-
- ロープなしの自由潜降にまだ慣れていない
- 流れがある海(ドリフトダイビング)が少し怖い
- 中性浮力がうまく取れず、すぐに浮いてしまう
- 前回のダイビングから1年以上空いていて、器材のセッティングも不安
- 耳抜きに人一倍時間がかかる
💡 あわせて読みたい関連記事 「苦手な耳抜きを克服する方法」
ログ数では測れない!「ベテランダイバーだけど不安はある」
- 流れのあるポイントやドリフトダイビングの経験が少ない方
- 海外のダイナミックな海にまだ慣れてない
- エアの消費が早く、いつも周りより先に浮上しなければならず気まずい
- 中性浮力やホバリングに、実はまだ少し苦手意識がある
- 体力的にビーチダイビングが大変に感じる
あるベテランダイバーさんのお話
以前ファンダイビング中に、一人だけガイドより浅い場所を泳いでいる方がいました。
1本目が終わった後にお話しを伺うと、
「エア消費が早いので、できるだけ浅い場所にいて空気を節約していたんです」
とのことでした。
周りへの気遣いからの行動だったかもしれませんが、ガイドやバディから離れて単独で浅い場所にいることは、安全面からおすすめできません。
でも、こうした不安や悩みも、事前に共有していただければ、ショップ側で対応できることがたくさんあります。
✨ MAX DIVEでの実際のサポート例
- 【エア消費が早い方へ】
バリ島で一般的に使用されている11Lのアルミタンクから、空気量の多い「15Lの大型のシリンダー(タンク)」へ変更し、心にゆとりを持って潜っていただきました。 - 【体力に自信がない方へ】
通常はビーチから歩いて入るトランベンの沈船ポイントでも、あえてボートを手配してエントリーし、体力を温存したまま快適にダイビングを楽しんでいただきました。
さらに、
「ダイブマスターの資格を持っているが、中性浮力・ホバリングに苦手意識がある」と正直に相談してくださった方もいます。だれでも苦手や不安はあって当然です。大切なのは、スルーせずに克服することです。
💡 あわせて読みたい関連記事 「プロレベルの資格だけどホバリングが苦手…」そんなダイバーさんとマンツーマンで練習した克服記はこちらです。
なぜダイビングにおいてログの数字だけでなく、その人が「どんな海に慣れているか」が重要なのでしょうか?
その理由はバリ島のダイビングポイントが持つ「バリュエーションの豊富さ」にあります。
なぜ「どんな海に慣れているか」が大切なのか
バリ島には穏やかなビーチポイントから流れのある外洋ポイント、マクロポイントまで様々な環境があります。だからこそ、経験本数だけでなく「どんな海に慣れているか」を見てくれるショップ選びが大切です。
- トランベン / アメッド(ビーチポイント)
-
- 【特徴】 流れがほぼなく、足の着くビーチからエントリーできる穏やかな海(沈船が有名)。
- 【対象】 初心者・ブランクダイバーの講習はもちろん、ベテランダイバーにも人気。
- ヌサペニダ(マンタ・マンボウポイント・ドリフトダイビングなど)
-
- 【特徴】 外洋のため、うねりや、時に強い流れ(激流)が発生します。
- 【対象】 初心者でもエントリーできるポイントから、中〜上級者向けのポイントまで、同じエリアに混在しています。
- トランベン・アメッド・パダンバイ(マクロ特化ポイント)
-
- 【特徴】 ウミウシやカエルアンコウなど、小さな生物(マクロ生物)が豊富に潜むエリア。
- 【対象】 じっくりと水中写真を極めたいマクロ派・フォト派ダイバーにとっては、1日中いても飽きない聖地です。
「少人数制」で本当に大切なのは、「人数」だけでなく「チーム分け」


「少人数制」は、水中でガイドの目が届きやすく、安全・快適に潜るために大切な要素です。
少人数制のメリットを最大限に活かすために、もう一歩踏み込んで注目してほしいのが、「どんなメンバーでチームを組むか」です。
ただ人数が少ないだけでなく、「同じ目的・経験値のダイバー同士で組むこと」が重要。
例えば、
- マクロ生物の写真をじっくり撮りたいフォト派ダイバー
- マンタ・マンボウ・群れを求めてアクティブに泳ぎたい大物派ダイバー
- 中性浮力にまだ不安定があるビギナーダイバー
それぞれ、ダイビングの目的やスタイルが大きく異なります。
また、ダイバーのスキルや経験値によって
- 潜れる深度
- 泳ぐスピード
- エアの消費量
- 水中での余裕度
も変わってきます。
だからこそ、ゲスト一人ひとりのスキルや目的を事前にしっかり把握し、その日海況に合わせてチーム分けしてくれるショップを選ぶことが大切です。
ダイビングライセンス取得コースを選ぶならここを見よう


バリ島旅行の計画を立てるとき、
- ダイビングライセンス(C-カード)も取りたい
- 有名な寺院の観光もしたいし、スパにも行きたい
- 美味しいインドネシア料理も楽しみたい
そのため、「できるだけ短期間で、効率よくライセンスを取得したい」と考えるのは、旅行者としてとても自然なことです。
ただ、ダイビングライセンス取得コースは、決められたスキルをこなすだけではありません。
安全基準やスキル、学科内容をしっかり理解しながら進めていくため、人によって慣れるスピードは異なります。
例えば、
- 水中で呼吸することに、すぐ慣れる方
- マスクに水が入るのが怖くて、練習に時間がかかる方
- 耳抜きに少し時間が必要な方
- 中性浮力のフワフワした感覚を、すぐに掴める方
など、本当に人それぞれです。
ライセンス取得コースで大切なのは、「決められたスケジュール内にスキルを無理やり終わらせること」
をゴールにするのではなく、自分が安心して、安全にダイビングを楽しめるようになることだと思います。
また、特に初めてダイビングを学ぶ方は、細かなニュアンスまで意思疎通できる日本人インストラクターから受講できるかどうかも、一つの判断材料になります。
実際オープン・ウォーター・ダイバーコース参加前に、以下のような不安を抱える方は少なくありません。
- そもそも泳ぎが苦手だけど、本当に大丈夫?
- ニュースで見るような、ダイビング事故って怖くないのかな…
- 器材は難しくない?
- 足の着かない水中で、本当に自分は呼吸できるのかな?
- 講習についていけるかな?
不安の大きさも、つまずくポイントも人それぞれです。
ショップ選びでは、「コース日数や料金」だけでなく、「自分のペースに合わせてくれるか」「不安なスキルも、急かさずに丁寧にサポートしてくれるか」という点を、ぜひ確認してみて下さい。
💡 あわせて読みたい関連記事 「ダイビングを始める前の不安やよくある疑問」
ステップアップ・コースで注目したい「インストラクターの経験」
すでにダイビングライセンスをお持ちの方で
などのステップアップ を考えている場合は、少し違った視点でショップを選ぶことも大切です。
その一つが、インストラクター自身の「教える経験」です。
ダイビングショップには、「ファンダイブが中心に行うショップ」もあれば、「定期的にライセンス講習やプロ育成を行うショップ」があります。
特にレスキュー・コースやプロ・レベルの講習では、インストラクターがこれまで多くのダイバーを育成してきた経験が、大きな強みになります。
例えば、
- 受講生の小さな不安や変化に気づく
- トラブルを未然に防ぐための観察力と判断力
- 一人ひとりに合わせた的確なアドバイス
そのためステップアップの講習を検討している方は、「どんな環境で、どんな経験を持ったインストラクターが教えているか」という点も、一つの判断材料になります。
PADI・SSIなどの「団体加盟ショップ」は安心の目安
バリ島で信頼できるダイビングショップを選ぶための、分かりやすい基準の一つが、PADIやSSIといった世界的なダイビング指導団体に「ショップ(店舗)として正式加盟しているか」かとう点です。
ダイビング業界には、個人で素晴らしい活動をされているインストラクターもたくさんいらっしゃいます。その中で、あえて「店舗としての正式加盟」に注目してほしい理由は、組織としての安全管理やサポート体制が国際基準で義務付けられているからです。 教育クオリティの維持はもちろん、万が一の際のリスク管理や店舗運営にいたるまで、クリアし続けているのが加盟ショップの強みです。
「自分に合うダイビングショップを」選ぼう


海外ダイビングでは、海の綺麗さや生き物との出会いはもちろんですが、
- どれだけ、自分に寄り添ってくれたか」
- しっかり学んだあとの、最高の達成感
という思い出も、意外と長く記憶に残るように感じます。
だからこそ、
- 自分の不安をちゃんと聞いてくれそうか
- 落ち着いて楽しめそうか
- 自分のペースを大切にしてくれそうか
そんな感覚も、ショップ選びでは大切にしてみてください。
「どのショップが正解か」ではなく、自分に合うショップを見つけること。
それが、海外ダイビングをもっと安心して、もっと楽しい思い出にしてくれるのかもしれません。
「自分に合うスタイルかな?」「こんなレベルでの大丈夫かな?」
など、不安なことがあれば、お気軽にご相談下さい。





