バリ島でディープ・ダイバー&水中ナビゲーター・コースに挑戦
ダイビングの経験を積むにつれ「ダイビングの楽しさと安全性」についてより深く考える方が多いですね。
アドバンス・ダイバーコースでディープ・ダイビングとコンパスナビゲーションの練習をします。
ただ、せっかく学んだスキルを実践で活用してますか?
ただ深く潜った事を自慢する人。
何度も同じダイビングポイントで潜ってもいるにも関わらず、水中で自分の位置さえハークできないダイバーもいます。
ただガイドにくっついて行くだけでは、覚えられない事は沢山ありますね。
自動車の運転と同じです。
いつもカーナビに頼っていたり、助手席にただ座っているだけでは見慣れた地理さえ頭に残りません。こんな経験ありませんか?私はありありです。
今回はアメッドに一泊し、PADIスペシャルティ・コース①ディープ・ダイバーと②水中ナビゲーターを行ってきました。
二日間とも(アメッドにしては)透明度が悪く、若干流れがある中での講習。
これは、今後のダイビングにプラスになるでしょう!
コースの目的は知識とスキルを深め、それを実践で役立てる事
それでは、今回行った講習をご紹介します!
ディープ・ダイバーコース:ダイバーの好奇心をそそる深い海
「深い海」聞いただけでダイバーの好奇心をそそぎますよね。
みなさん、PADIで言う「ディープ・ダイビング」の定義を覚えてますか?
ディープ・ダイビングとは、18メートルより深く潜るダイビングの事を言います
ご存じの通り、
- PADIオープン・ウォーター・ダイバーの最大深度18メートル。
- アドバンスダイバーは30メートル。
- ディープ・ダイバー・スペシャルティを取得すると40メートルまで潜ることが出来るようになります。
(40メートルはリクリエーショナルダイバーが行ける最大深度です)
アドバンスダイバーなら誰しもが「10メートル先の世界を体験してみたい」って思うのではないでしょうか?
明確な目的を持って潜る!
ダイビングは深さを競い合うものではないし、「ただ闇雲に深く潜れば良い」って事ではないですよね。
ディープ・ダイビングで大切なのは、明確な目的を持ち、それに合わせたダイビングプラン(潜水計画)を立て潜る事です
例としては、深場にいる特定の生物が見たい!撮影をしたい!などなど・・・
- バリ島でマンボウが見たい!マンボウ狙いで深場に行く場合もあります。
- 沈船ダイビングを楽しみたい!バリ島の沈船クブは比較的深く潜ります。
- ラジャアンパットで大人気ダイビングスポット「ケープ・クリ」
写真でよく見るイエローリボンスイートリップスの群れは30メートルを越す深場にいる場合もあります。
(実際、私が見た時は37メートルでした。)
その他の例として、「音が消えて行く空間を楽しみたい」というダイバーさんもいますね。
深く潜るリスクを理解し、明確な目的をもち余裕のあるダイビング・プランを立てる
ダイビングプランはダイバーのレベルや水中環境によっても異なり、さまざまな要素が含まれます。
このコースで学ぶ「深く潜る事のリスクとダイビング・プラン(潜水計画)の立て方」は安全にディープ・ダイビングを楽しむ為にとっても重要なポイントとなります。
深く潜る=危険?
深く潜ると減圧症のリスクが高まるのは確かです。
ただ、深いダイビング=危険とは限りません。
その為、ディープ・ダイバーコースでは様々なアクシデントを想定してトレーニングを行います。
安全な潜行や浮上の仕方。緊急呼吸装置からの呼吸方法や、減圧停止のシュミレーションもその1つです。
様々な条件でシミュレーションを行う事で、安全性への意識が高まり自信もつくでしょう。
水中ナビゲーター・コース
コンパスが苦手な方や、水中ナビゲーションなんて全く気にせずダイビングをしている方は多いです。
実際、ファンダイビングでコンパスを活用している方は滅多に見かけません。
でも、とっても大切なダイビングスキルの1つです。
ダイビングはバディ・システムのもとで楽しむもの。
「ガイドさんに付いていけばいいや」って考えは卒業し、水中で自分の位置を理解しながらダイビングをしてみて下さい。
コンパスとナチュラルナビゲーションをマスターすると、全く世界が変って来るかもしれません。
そこまで「水中ナビゲーションのスキル」を極める必要ってあるの?
ファンダイビングでは必ずダイビング前にブリーフィングを行います。
時と場合によっては、100%ブリーフィング通りにダイビングが進まない場合もあります。
ブリーフィングで聞いたポイントの特徴、地形、見どころ、ダイビング計画などをしっかり理解し、水中では最低でも「自分の位置」をハークしましょう。
ダイビングポイントの特徴や地形を理解し、水中で自分の位置や方向を確認するのはとっても大切な事です。
☆ビーチダイビングの時は、沖の方向と岸の方向を確認しておくと、万が一の場合に役立ちますよね。
☆あってはならない事ですが、例えば、「カメラに夢中になり、気づいたら一人になってしまった」なんて時や、視界が悪い水中で役に立ちます。
水中ナビゲーター・スペシャルティ・コースではコンパス、フィンキックの数、ナチュラルナビゲーションなどを使いこなす練習をします。
水中にある人工物や大きなテーブルサンゴもナチュラルナビゲーションをする際の目印となります。
大きなガネーシャ像も目印の1つ!
最後は、自分で作成した水中マップを使用してナビゲーションを行います。
今回は7か所目印を決め、スタート地点から終了地点へ行く練習。その逆も行いました。
透明度が悪かったので、かなりの頑張りでした!
改めて思うオープン・ウォーター・ダイバーコースの大切さ
バディチェック、バディシステム、減圧症、ブリーフィングを理解する事の重要性
ダイビングの講習内容は全て実践で生かされます。
オープン・ウォーター・ダイバーコースで①バディチェック ②バディ・システム ③減圧症 ④ブリーフィングの重要性などを学びます。
オープン・ウォーター・ダイバー・コースで学ぶ全部の基本が、スキルアップをする際に関わってきます。
毎ダイブ同じ場所で、同じ人だけと潜る人は少ないですよね。
殆どのダイバーの方は。色々な場所に行き、色々なダイバー達と交流しながらダイビングを楽しむのではないでしょうか?
ダイビング前に、相手(バディ)について知る事は大切です。(経験、エアー消費、使用器材など)
必ずバディーチェック(プレダイブ・セーフティ・チェック)をすること。
ブリーフィングを理解し、ダイビングポイントの特徴を理解する事。
そして、ダイバーにとっ切っても切れないリスク「減圧症」について理解する事。
ダイビングを安全に楽しむには「やらなければいけない事」が沢山あります。
ただ、毎ダイブ意識して実践する事で「良い習慣」になります。
皆さんも習慣付けて下さい!
PADIスペシャルティ-コースにご興味のある方はご連絡下さい!
興味のある特定のスキルを磨くことで、ダイビングの楽しみが無限大に広がって行きます!
追加:アメッドで見た夕日と朝日:講習もファンダイブも効率よく!
全くの予断ですが、今回の様に複数の講習を行う場合、ダイブサファリ形式で「ダイビングスポットの近くに宿泊」すると効率がグットアップしますね。そして、こんな綺麗な夕日と朝日を見ることができます!ホッコリしますね。