前回のブログ(3ダイブで21種類以上のウミウシに遭遇)の続きです。
ここではウミウシ以外に見た、小さくて可愛い生物達を紹介します。
クマドリカエルアンコ
クマドリカエルアンコウ: 学名 Antennarius maculatus : 英名 Warty frogfish
可愛くて、見ているだで心が奪われそうになります。

クマドリカエルアンコウの中でも、この色の配色が格別に可愛い。
体調2cm弱ぐらい。
とっても小さいかったので、目を凝らして真剣に観察しました。
口を大きく開けたり、小さくパクパクさせる仕草が可愛いですね。
そのうち、のそのそ胸ビレを使って歩きはじめました。
ずっと見てても飽きない。いや、ずっと見ていたかった。
エビ類|トゲツノメエビ、コガラシエビ、フィコカリス・シムランスなど・・・
トゲツノメエビ:学名 Phyllognathia ceratophthalma : 英名 Spiny tiger shrimp
クマドリカエルアンコウの直ぐ近くにいました。
もはや、フィンを使って移動する程の距離でもないぐらい近い。

トゲツノエビはフリソデエビと同じフリソデエビ科です。
今回見たのは、少し白っぽい色をしてました。
大きい方で約2cmぐらい。
バリ島では、フリソデエビよりレアだと思います。
個人的には、トゲツノメエビのシャープな感じと、配色、波のような動き方が好きです。
ところで、
フリソデエビはお腹の模様でオス・メスを見分けると聞きます。
勝手に大きい方がメスと思ってましたが、トゲツノメエビはどうなんでしょう?
コガラシエビ:学名 Leander plumosus: 英名 Donald duck shrimp

とってもユニークな形をしたエビ。
コガラシエビと言う和名は、冬の小枝をイメージして名付けられたと聞きます。
以前は「ワリバシエビ」と呼ばれていた時期もあります。
英語圏では、長い口元がドナルドダックに似ているという事から、ドナルドダックシュリンプ(Donald duck shrimp)
とか、Long nose shrimp (直訳すると、長い鼻のエビ)と呼ばれていますね。
フィコカリス・シムランス:学名 Phycocaris Simulans 英名Hairy shrimp
米粒ぐらいか、それより小さなエビ

じっくり探すと、結構いますよ。
目が慣れてくる、小さくても見つけやすいです。
以前のブログ(バリ島マックダイビング)で緑色の個体も紹介してます。

※Youtubeの動画はこちら
キミシグレカクレエビ:学名 Dasycaris zanzibarica:英名 Zanzibar Whip Coral Shrimp


ムチカラマツエビ(学名 Pontonides sp/英名 Wire coral shirmp)や、ビシャモンエビ(学名 Mirophandalus hardingi/英名 Dragon shrimp/Gorgonian horned shrimp) によく似てますね。3種の見かけ方は背中の突起です。
ムチカラマツエビはいろいろなダイビングスポットで見かけます。
トガリモエビ:


とっても小さくて細かったです。
トガリモエビは何種類もいますが、一番よく見るタイプです。
コマチコシオリエビ:Allogalathea elegans


ウミシダ類に共生しているので、英語ではCrinoid Squat Lobster, Elegant Crinoid Squat Lobsterと呼ばれています。
家主であるウミシダの色に合わせ、色を変えカモフラージュします。
トランベン、アメッド周辺のマクロポイントには沢山の色のウミシダが生息しているので、沢山見られます。
カニ類|イソコンペイトウガニ、コノハガニ、デコレーター
イソコンペイトウガニ:Hyastenusoatesii


カリフラワーのような形をしたトゲトゲトサカやオオトサカに住み。
家主のソフトコーラルと同じような色に変える「カモフラ―ジュの天才」
とっても可愛いです。
コノハガニ:Huenia heraldica


デコレータークラブ
生息地の周りにある海藻、サンゴ、岩、など、いろいろなものを体にくっ付けて、周囲に溶け込み 捕食者から身を守っています。カモフラージュが上手なカニです。 個体ごとの名前すら分かりませんが、こういったカニが沢山います。








その他、ニシキフウライウオ、ハゼ、フグ
ニシキフウライウオ(Harlequin ghost pipefish)
定番中の定番!よく見かけます。
※バリ島で見られる『カミソリウオ科5種類ご紹介』動画はこちら


ウミエラをホストにしたガラスハゼの仲間とウミショウブハゼの仲間
きれいなソフトコーラルに付いてました。沢山います。




ヤノウキホシハゼかな?


マクロポイントでわりとよく見る「サザナミフグの幼魚」
お腹にさざ波模様があるのが特徴です。大きくなるとまったく見た目が変わります。


ダイビング後の充実感がたまんないね
今回もまた充実したダイビングが出来ました。
初日のメラスティ/ムラスティ(Melasti)は遅めのスタートで、若干ウネリがありましたが、許せる範囲内。
2日目のバトゥリンギット(Batu Linggit)はマックダイビングに最高のコンディションでした。
2日間で3ダイブ。一本一本充実したダイビングが出来ました。
3ダイブ、約180分、写真や動画に収めた被写体はもっとあります。
ダイビング後も話題が尽きない。
クマドリカエルアンコウやトゲツノメエビの動きについて、話が終わらない。
このブログを書きながらも、改めて「ダイビングって楽しい」て思いながら、この日の出来事を思い出してます。
明日は引き続きトランベンで「ディープダイビングスペシャルティ」の講習です。
しっかり食べて、がっつり潜ろう!
※今回のランチ集











