バリ島ダイビング 海を少しでもキレイに! 環境に優しいダイバーになろう
ダイビング中、ごみを拾っているダイバーを見かけたことありますか?
バリ島でも、ビーチや水中でゴミを拾っているダイバーさんの姿を見かけるようになりました。
ここ数年、水中生物に害を与えない「サンゴに優し日焼け止め」も注目されてますね。ハワイやタイ国立公園内では普通の日焼け止めは使用禁止措置が始まっています。
『ダイバーは水中環境の大使!』と言われてます。
ただ、残念なことにダイビングをされない方の中には『ダイバーが自然破壊をしている』とおっしゃる方もいます。
「海の環境問題」ってかなり大きななテーマですが、私達ダイバーができる事って結構ありますよね。弊社ではゴミ拾いなど強制や無理強いは一切しませんので、関心をお持ちの方は続きをお読みください。
『いつまでも美しい海を残すには』、『水中生物が安全に暮らせる環境を作るには』どうしたらいいのかな?
ここでは、自然を破壊しない、環境に優しいダイバーになるヒントを幾つか載せてみます。
ゴミは持ち帰ろう!ビーチや水中でゴミを見たら拾う
ここ数年、バリ島ではビーチクリーンアップ活動が盛んに行われています。
それでも、潮流や風向きでビーチに沢山のゴミが流れ着きます。(特にプラスチックごみを目にします。)
現代の生活習慣のせいでしょうか? 昔は葉っぱやお供え物など全て自然にかえる材料でしたから。
内陸部から川に流されたごみが海へ流れ出ます。ポイ捨ては海・ビーチだけでの問題ではないですね。悲しくなりますよね。
ビーチクリーンナップも水中クリーンナップも人から強制されて行うものではありませんが、
ただ、ゴミを見つけたら拾ってゴミ箱に捨てる。
とっても単純な事ですが、それを行ってるダイバーの姿って美しいですよね。
2021年AWARE WEEK 報告
AWARE WEEK期間中 9月23日、24日、25日の3日間、ファンダイビングを楽しみつつ、アメッド、トランベン、チャンディダサでビーチ/水中クリーンアップを行いました。
とにかく多かったのがプラスチックごみ。
その代表が「水のペットボトル」
バリ島で多く使用されているカップサイズも多く見つけました。
その次に多かったのが「スナック菓子の袋」
ストローやプラスチックのスプーンとフォーク。
意外とビーチサンダルも多くみかけました。
水中・ビーチクリーンナップは随時行ってます。
「ゴミを見たら拾う」
AWARE WEEK をきっかけに、環境に優しいダイバーの輪を広げていきたいですね。
自然破壊しない為、意識してダイビングしよう!
自然に優しダイバーになる為に行えることってゴミ拾いだけではありませんね。
中性浮力を意識てダイビングすることで、自然に優しいダイバーになれます。
ダイビング中、フィンの先でサンゴを蹴ってしまったり、砂を巻き上げているダイバーさんを見たことありませんか?
サンゴの成長には長い時間がかかり、砂地には多くの水中生物達が暮しています。
『意識してダイビングする』事はダイビング経験やレベルと無関係な場合もありますね。
ダイビングを始めたばかりで、まだ上手く中性浮力がとれない方でも、サンゴや砂を蹴らないように気を使いながらダイビングをされている方はいます。
一方、全く意識しないベテランダイバーの方も見かけます。
海の中には沢山の生物達の暮らしがあり、我々ダイバーはそこにお邪魔させてもらってます。
水中生物達に対し感謝やリスペクトする気持ちがあれば、必然的に意識してダイビングするようになりますね!
もし、魚が話せたら、ダイバーに向かって何て言うのかな?
たまにそんな事を考えながらダイビングしてます。
中性浮力やフィンの使い方を意識しよう
いわゆる中級者さんの方でも『フィン先と水底との距離感』が掴めず、フィンでサンゴを蹴ってしまったり、砂をばんばん巻き上げてる方を見かけます。
実は私もそうでした。
自分ではダイビング初心者は卒業し、そろそろ中級者の仲間入りと思い始めた頃から、海外へもダイビングに出かけるようになりました。インドネシア中部の島でノルウェー人インストラクターの人から「これ以上フィンでサンゴを蹴ったら、罰金を取るぞ!」って警告された経験があります。その時は少し怖かったし、逆にちょっとムッとしたのが正直な気持ちでしたが、当時を振り返ると、意識も出来ず、自己中で水中生物達に対しリスペクトする気持ちが欠けていました。
とっても反省してます。
中性浮力もフィンキックも、意識してダイビングする事が上達への近道です。
必ず上手くなります。そして、一度感覚を掴んでしまえば、体が忘れる事はありません。
ダイビングの醍醐味は中性浮力からです!!
中性浮力上達コース(PPB・ピーク・パフォ-マンス・ボイヤンシー)はおススメです。
私もこのコースで中性浮力を意識で出来るようになりました!
水中生物にプレッシャーを与えない
水中写真を撮る時は、被写体となる生物の生態を理解してから撮るの良いですね。
例えば、光に敏感な生物もいます。
ストロボの光を沢山当ててしまうと弱ってしまいます。
撮影後の振り向き様にフィンで生物をはらってしまうのなど目もあてられません。
これも意識不足からくる惨事ですね。
PADI プロジェクトAWAREスペシャルティ・コース
海の環境保護に興味を持っていても具体的な行動のしかたが分からないダイバーさんって多いと思います。
海の環境についてきっかけを知りたい方は、プロジェクトAWAREスペシャルティ・コースがおススメです。
海の環境を守ることの大切さと、海で実践すべきマナーを学ぶきっかけになるコースです。
ダイバーでなくても参加できるので、ノンダイバーのお友達と一緒に海の環境について学ぶ良い機会になりますね。
バリ島でダイビングスキルをアップし、自然破壊しない、環境に優しいダイバーの仲間入りしませんか!