PADIレスキューダイバー誕生!今日から新たな一歩を踏み出す
初めてダイビングライセンスを取得した当初は自分の事で精一杯でした。
その後 アドバンス・ダイバー になり、経験を積むうにち水中でも余裕が生まれ、視野が広がるのを感じられたと思います。
多くのダイバー達には、「ダイビングを楽しむのに、レスキューダイバーになる必要性ってあるの?」って思われる方もいると思います。
ずばりレスキューダイバーになるメリットって大きいです!
レスキューダイバーコースで学ぶ『セルフレスキューや、トラブルを未然に防ぐ為の知識やコツ』は普段のファンダイビングでとても活かすことができます。
ダイビング専門用語で書くと「行方不明ダイバーの捜索方法」や、「意識不明ダイバーの救助方法」など、重苦しい言葉に引いてしまいそうですが、要はバディが居なくなってしまった際や海で落とし物してしまった場合など、普段使用する機会がないように思える(あってほしくない)事に対処出来るスキル練習をします。
「いつ必要になるか分からないスキルの練習はしなくてもいい」って思うのは大きな勘違いです。
「備え有れば憂いなし」の精神で行きましょう!
ダイビングは一人で楽しむレジャーではないし、あなたがこの知識とスキルを身に付けることで、バディや仲間に大きな安心感を与えることができるでしょう。
「あの人が行くならダイビングに行きたい!」、「あの人とバディを組みたい!」
そんな「頼れるダイバー」ってカッコよくて、素敵だと思いませんか?
今回レスキューダイバーコースに参加されたダイバーさんも、ダイバーとしての新たな道、「頼れるダイバー」への一歩を踏み出しました。
レスキューダイバーになって『頼れる』ダイバーになろう!
レスキューダイバーコースではセルフレスキューやダイバーの心のケアを含め、いざと言う時に素早く対処できる知識とスキル、 トラブルを未に防ぐ能力を身につけます。また、さらに万が一の事故の際の救命方法までを学ぶます。
難しく感じるかも知れませんが、セルフレスキューの仕方を含め、レスキューダイバーコースで学ぶ知識とスキルは通常の生活でも活かせることが多いです。
①メンタル面でのサポート
ダイビングに不安はつきもの。
バディや仲間が不安を感じている事を察し、少しでも不安を取り除く手助けができますか?
ダイビング前に感じたチョットした不安が、水中で大きな不安になってしまう場合もあります。
メンタル面でのケアはダイビングに限らず、日常生活でも大切ですね。
②水中や水面で「疲労ダイバーのアシスト方法」
水中や水面でバディや仲間が疲れてしまったら?あなたならどうしますか?
適切にその場の状況を判断し、バディに不安を与えないよう、安全にサポートできますか?
中性浮力が苦手な初心者ダイバーの人は、手を使い、フィンキックの回数も増え、結果、呼吸が荒くなり、疲れてしまいます。また多くのストレスを感じているかもしれません。
もし、バディが初心者ダイバーで水中でバタバタし疲れてしまったら、あなたは水中でどのようにサポートしますか?
初心者ダイバーに限らず、水中で流れに逆らって泳がなけならない場合、ベテランダイバーだって息が上がり、ストレスを感じます。
小さなストレスが事故に繋がらないよう、トラブルを未然に防ぐ能力は必要ですね。
浮上後、水面で疲労しているダイバーを見た時、安全にボートまで連れて行くことができます?
水面で波があったり流れがある場合、ベテランダイバーであっても脚力の弱い女性ダイバーはボートに戻るまで苦戦するかもしれません。ましてや、初心者ダイバーの方は不安を感じているかもしれませんね。
③パニックダイバーのアシスト
通常のファンダイビングで本当にパニックになっているダイバーを見る機会は滅多に無いのではないでしょうか? でも、特に初心者ダイバーの方で『ちょっと焦ったよ!』って話しは聞いたことありませんか? パニックを引き起こす前に対処できたら良いですよね。
例えば、ウエイトベルトを付け忘れて焦った。シリンダーバルブ(タンクバルブ)が開いてなくて焦った。
これらの事はバディチェックしていれば防げる事です。
浮上後、BCDに空気を入れ忘れ、すこし焦っているダイバーを見たことがある方はいるかもしれません。様子を見ながら近づき、BCDに空気を入れるように指示すれば大抵の場合は大丈夫です。ただ、焦るが為ずっとBCDに空気を入れ忘れてバタバタしたり、それに気づいてくれる人がいなかったら、すこしの焦りが本当のパニックを引き起こすかもしれません。
水中で本当にパニックになったダイバー、こんな行動をとった!
水中で本当にパニックを起こしたダイバーは『とにかく早く浮上したい』『海から出たい』という心理にかられ、がむしゃらに火事場の馬鹿力を出し助けようとしているダイバーを巻込む結果になる事もあります。
例として、私の友人が日本の海で体験した事を紹介します。
ダイビングも中盤の出来事。
水深25メートル辺り、見ず知らずのダイバーがかなり焦った様子で残圧計をガンガン叩きながらパニック寸前の様子でした。私の友人がそれに気づき、残圧針を見るとエアがほぼゼロに近い。彼が自分のオクトパスをダイバーに渡した瞬間、パニックを起こし、ガツンと体にしがみつかれたあげく、道づれにされそのまま2人で急浮上してしまいました。
私の友人はかなり体格の良い男性です。それでも、パニックダイバー『火事場の馬鹿力』をコントロールするのは難しかったようです。
このパニックを起こしたダイバーは私の友人にお礼を言うとこもなく、挨拶もせず、さっさと帰ってしまったそうです。それも、漁港には似つかない外車のスポーツカーに乗って。。。
この経験後、私の友人はレスキューダイバーになり、今はダイブマスターです。
レスキューダイバーの重要性
ダイビングって『自分だけ楽しければいい!』っていうレジャーではないですよね。
バディシステムのもと、安全にダイビングをしてこそ、ダイビングが最高に楽しいものになりますね。
気の合う仲間とだけバディを組む場合ばかりではありません。
時には、初めて会ったダイバーとバディを組む場合もあります。
そんな時、『自分の事も出来ないダイバー』とバディを組みたいですか?
それとも、『頼りになるダイバー』とバディを組みたいですか?
世界中に沢山の素晴らしいダイビングスポットがあります。
どこに行っても、余裕があり、頼りにされるダイバーでありたいですね。
ダイビングスキルの向上は『好循環』の輪を生み出す!
思うに、頼れるダイバーの周りには笑顔が沢山ある。
逆のケースはチョット残念。
ダイビングを真剣に取り組み、経験を積むと・・・・
水中で自分だけレアな魚を見て自己満足するより、バディや仲間達と感動をシェアした方がダイビングがより楽しいものになりますよね。
仲間が増えると、情報交換の場が増え、まだ見たことのない水中世界を見たくなるものです
世界中いろいろな場所で不安無く潜るにはスキルアップが必要
経験を積み、余裕がでると、『自分だけで精一杯ダイバー』から『バディや仲間のことを感じられるダイバー』に成長
さらにダイバー仲間が増える
ダイビングがもっともっと楽しく身近になる!
バリ島でレスキューダイバーコースに参加しませんか?
レスキューダイバーコースは最短2日、EFRコースを含めると3日間です。
(事前の学科自習又はeラーニングは必須)
EFRはレスキュー・ダイバー・コースと一緒に修了することができます!
※レスキューダイバーコースに関するお問い合わせはこちらまで!