バリ島でピーク・パフォーマンス・ボイヤンシー・コースに参加|中性浮力を徹底練習

中性浮力、ピークパフォーマンスボイヤンシースペシャルティ・コース

中性浮力とは、水中で浮きも沈みもしない状態

水中でカッコよく泳いだり、思い通りにピタッと静止。
こんな風に潜れたら良いですよね。

ピーク・パフォーマンス・ボイヤンシー・コース

中性浮力は、ダイビングで最も重要なスキルの1つです。
ダイビングが上手なダイバーとそうでないダイバーの分岐点とも言われていますね。

中性浮力は自然と身に付く人もいれば、そうでない人もいます。

中性浮力が取れなくてお悩みのダイバーさんは結構多いです。

  • 水中でバランスよく泳げない
  • 潜降する時、足が浮いてしまう
  • 水中でピタッと静止できない

今回参加されたダイバー(Cさん)の様に、「今後上級者向けのポイントにも挑戦してみた」という目的で、インストラクターと一緒に中性浮力スキルの見直しをされる方もいます。

浅い砂地でのダイビンでは問題なくても、壮大なドロップオフや、流れがあるポイントでのダイビングでは、求められるスキルレベルも違ってきますね。

水底が30m以上も先にある場所で安全停止をする場合、中性浮力のスキルは必要不可欠。

ここでは、先日ピーク・パフォーマンス・ボイヤンシー・コースに参加した(Cさん)の例を通し、コース内容の紹介をします。

意識してダイビングする事で、中性浮力は誰でもマスターできるスキルです。
① 適正ウエイト量
② 呼吸による浮き沈みのタイミングを知り、呼吸を上手に調整しながら中性浮力をとる(肺のトリム)
コツさえ掴めば、水中でのバランス感覚中性浮力の感覚が掴めるようになります。
一度、体で覚えこめば忘れることもありません。

目次

「ピーク・パフォーマンス・ボイヤンシー・コース」って何するの?

PADIピーク・パフォーマンス・ボイヤンシー・スペシャルティ・コース(PPB)PADIスペシャルティ・コースの1つで、レクチャー2回の海洋実習ダイブを行います。

コースでは、タンクやスーツの種類ごとにウエイト量を調節する知識から、BCDや呼吸による浮力コントロールのコツまで詳しくマスターし、水中で思い通りにピタッと静止すること(ホバリング)ができるようになります。

  • 適正ウエイトでの潜降と浮上テクニック
  • フィンピボット
  • 中層でピタッと静止するホバリングスキル
  • 泳ぐ姿勢とフィンワーク

受講するメリットは?

水中でバランスよく動けるようになると、エアの持ちが向上し、水中環境を傷つけることなくダイビングを楽しめるようになります。ブルーでの安全停止も楽になりますね。

中性浮力が取れると、断然ダイビングの幅も広がります

苦手なスキルを解決|コース内容を見てみよう!

ダイビングを始めると、いろいろな場所に行って見たくなりますよね。
オープン・ウォーター・ダイバーの時は比較的簡単なポイントでダイビングをしていても、
アドバンス・ダイバーになると、もっとダイナミックなポイントに挑戦してみたくなります。

そこで、「私のスキルで大丈夫かな?」って思う方もいます。

一旦、インストラクターと一緒に苦手スキルの見直しをしてみませんか?
ダイビング上達への早道です。

苦手①:バランスよく泳げない|適正ウエイトと位置

水中でバランス良く泳げないんです。
適正ウエイトと付ける位置を確認したい。

Cさんの適正ウエイトは3キロ。
BCD一体型のウエイトシステムを使用しています。

いつもは右に2キロ、左に1キロつけていたようです。

今回、右左1キロつづに変え、もう1キロはタンクに付けて潜ってみました。
この方がバランス的に良かったみたいです。

理想は、左右1.5キロが良いですね。

水中でバランスよく泳ぐには、自分の適性ウエイトをしり、バランスよくウエイトの位置を調整することが大切

オーバーウエイトはNG

良くない例は、

上手く潜降できない、体が浮き気味になるという理由で、はじめからオーバーウエイトでダイビングをしている人を多々見かけます。

オーバーウエイトでのダイビングは余計な労力を使うだけで、安全面でも全く推奨できません。

ウエイトとの量も、使用するウエットスーツやシリンダーの種類によって変わるよ

うん、バリ島はアルミタンクだから3キロ。
沖縄に行った時はスチールタンクだったので、1キロにしたよ。

苦手②:潜降する時に足が浮く

潜降中、足が浮くんで普段は頭から(ヘッドファースト)潜降してるんです。潜降でもたつくと、他のダイバーに迷惑がかかるから。

フィートファーストで潜降する練習しよう!

ウエイトの量と位置に問題なし。

Cさん、プラスチックのフィンより重いゴムフィンを着用しているのに、シリンダーとお尻が下り、足が浮いてしまう。
上手く潜降しようと思うと緊張して体に力が入り沈めない。

ヘッドファーストで潜降する場合もありますが、まずは基本(フィートファースト潜降)をマスターした方が良いですね。

緊張せず(だらっとした感じで)、BCDの空気を全部抜き、ゆっくりフーっと肺の中の空気を吐き出します。そうすると、自然と沈みます。

Cさんの場合は、少し前傾姿勢を意識し、足が前に上がらないよう注意しながら潜降するのが良いでねす。

苦手③:水中でピタッと止まれない(ホバリング)

ホバリングとは、水中で浮も沈みもしない状態。手足を使わず、ピタッと静止するスキルです。
どんな体制でも、ピタッと静止できればOK.

まずは、オープン・ウォーター・ダイバー・コースでも練習した、中性浮力の練習法(フィンピボット
テレビを見るような姿勢で練習してみました。

息を吸った時と吐いた時の浮き沈みのタイミングを感じてみて!

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息を吸ってから体が浮いてくるまで時間差があります。直ぐには浮きません。
息を吐いてから体が沈んでくるまでも同じです。直ぐには沈みません。
このタイミングをしっかり体で覚えてしまいましょう!
バリで苦手だったホバリング・中性浮力を克服

今度は、逆立ちにも挑戦

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ダルマみたいな姿勢でホバリングしてみたい!

ホバリングの練習,ピーク・パフォーマンス・ボイヤンシー・コース
ホバリングの練習
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ホバリングの練習


苦手④:正しい姿勢で泳げてる?

アーチ形のオブジェをくぐり抜ける練習。

1回目は足が浮き気味で、フィンがアーチにあたってしまいました。
2回目は中性浮力を取りながら、完璧な姿勢でくぐり抜けられました。

中性浮力と正しいトリム(体制)の練習,ピーク・パフォーマンス・ボイヤンシー・コース
中性浮力と正しいトリム(体制)の練習 ①
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中性浮力と正しいトリム(体制)の練習 ②

浅場のサンゴの上をダイビング。
1本目はフィンが浮いてしまっていました。
2本目は正しいトリム(体制)ダイビング。

フィンの使い方もその場状況に応じ変わってきまが、まずは基本をマスターしましょう!

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まとめ:「意識してダイビング」中性浮力の感覚を体で覚えこもう!

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初めからパーフェクトな体制でダイビングできる人は少ないです。

コースで取得した知識とスキルを毎回、意識しながらダイビングすることが上達への早道です!

フィンの使い方もその場の状況に合わせて変わってきます。

ベテランダイバーさんの動きを見たり、アドバイスをもらうのも良いかと思いますよ。

中性浮力のコツを掴み、毎回意識しながらダイビングすることで、
自然と水中でのバランス感覚が身に付きます。

一度体で覚えた感覚は忘れることはありません!

Cさんも、近い将来「水中で自由に静止したり、カッコよく泳いでいる」自分に気づく日が来るでしょう。


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