ダイビング器材のセッティングを復習しよう!
ダイビング器材のセッティングを復習しましょう!
久しぶりのダイビングの時、ダイビング器材のセッティングは忘れがちですよね。
オープン・ウォーター・ダイバーコースで習ったけど、自信がない。
バリ島を含め、東南アジアでは「お姫様ダイビング」なんて言葉があります。
ダイビングスタッフが器材のセッティングからフィンを履くところまで、なんでもサポートしてくれます。
なんでも人任せにしていいのかな?
ダイビング器材のセッティングに関しては、3パターンのダイバーがいるね。
- 自分の器材は自分でセッティングする
- 自分でも器材のセッティングはできるけど、スタッフにやってもらう
このパターンの人は、潜る前の最終チェックは自分でしてます。 - よく覚えてないから、全部スタッフにお任せする
中には「自分でセッティングするよりスタッフに任せた方が安心」って言う方もいます。
このパターンの人は、潜る前の最終チェックも自分でしない。バディチェックもしない。
ダイビング器材のセッティング方法を覚え、ダイビングのうっかりミスをなくしましょう!
「タンクが開いてない」・「空気がフルに入ってない」って事はないように。
器材のセッティングに自信のない方、ここでおさらいしよう!
ビデオに沿って、ステップ・バイ・ステップ、おさらいしてみよう!
ビデオでは「期日の確認」と言ってますが、これは
英語でいう「Inspect date (visual & hydrostatic date)こと、
つまり、シリンダーが「視認検査と耐圧検査」を受けたた日を確認するってことです。
ダイビングのシリンダーは毎5年ごとの検査が義務付けられ、刻印がおしてあるんです。
ダイビング用語:シリンダーとはダイビングタンク、ボンベのこと
使用前のタンクには空気出口の部分にシールかキャップがかぶせてあります。
キャップを取り、O-リングの劣化をチェック!
- 劣化しているO‐リングを使用すると、そこから空気が漏れます。
Tip:タンクバルブを少し開き、ゴミを吹き飛ばし、タンク内の空気のにおいを確認
BCDのタンクベルトをシリンダーに取り付ける
Tip:この時、BCDのタンクベルトが乾いて固まっていると、取り付けずらい。
タンクベルトを調整すればいいんですが、少し水に濡らすと取り付けやすくなりますよ。
また、水で濡らすことによって、シリンダーにしっかり締めることもできます。
Tip: 位地は、BCDを着た時に頭にぶつからない位地。
目安としては、BCDの先端とタンクバルブが同じぐらいの高さ。
慣れてくると、自分の好みの位地がわかってくると思います。
- ダイバーあるある:タンクにBCDを取り付ける前にレギュレーターのセッティングをしようとする人がいますが、BCDの取り付けが先ですよ!
BCDのバックルをシリンダーにセットする時は、とにかくしっかり締める
Tip: ここで「ちょっと持ち上げてみて、しっかりセットされているか確認」
水中でBCDが外れちゃうなんてことがないように!
レギュレーターのファースト・ステージを持ち、
右手にセカンド・ステージとオクトパス、左手にゲージが来るようにします。
ダイビング用語:
- レギュレーター:写真のものを全てまとめてレギュレーターと呼びます。
- ファースト・ステージ:レギュレーターを構成する部品の一つで、タンクに接続する部分。
ファースト・ステージの役目は、タンク内の高圧空気(200倍に圧縮された空気)を中圧(周囲圧+6-10気圧)程度まで減圧してくれます。 - セカンド・ステージ:レギュレーターの、口にくわえる部分。
セカンド・ステージの役目は、ファーストステージで中圧程度まで減圧した空気を、セカンドステージで周りの深度に合わせて楽に呼吸できる圧力に調整してくれます。 - オクトパス:予備の空気源
- ゲージ:残圧計、水深計、コンパスの3つを合わせてゲージ。最近は、残圧計とコンパス、残圧計のみの場合もあります。ダイブコンピューターを使用している人は、残圧計+コンパスでまとめてる人も多いです。
Tip:シリンダーのバルブを開くと圧がかかるので、軽く締めるだけでOKです。逆に、きつく締めすぎると、取り外しにくくなるので注意
BCD用中圧ホースをBCDのパワーインフレーターに繋ぎます。
その時、BCD用中圧ホースの先端の金具の部分(カプラ)をを引き上げ、
「カチッ」としっかりと接続して下さい!カチッとね!
Tip: BCD用の中圧ホースをパワーインフレーターに繋げることで、シリンダー(タンク)からBCDに空気が送られ、浮力の調整が出来るようになるんです。
Tip:カプラが塩噛みしていると、カチッと接続できないので、ダイビング後は必ず真水で洗いましょう!
ダイビング用語:
- 中圧ホース:ファースト・ステージ(シリンダー/タンクに接続する部分)で圧縮した空気を、セカンド・ステージ(口で加える部分)、オクトパス、BCDのインフレーターに繋ぐホース。
- パワーインフレーター:BCDの左方部分についているホースで、BCDに空気を入れるボタンと排気するボタン、ダイバーが息を吹き込める口がついてます。
BCD用の中圧ホースはパワーインフレーターに固定
レギュレーター、オクトパス、ゲージなど、ブラブラさせないよう、コンパクトにまとめましょう!
ゲージは必ず目から遠ざけ、裏向きに置いてください
タンクバルブは手前回し、全開します
Tip:以前は一度全開に開けてから、少し戻してましたが、今は全開です。
その方がダイビング前に「タンクバルブが開いているか、開いていないか、確認しやすい」という理由。
タンクバルブが中途半端に開いている、水中で残圧計の針がふらふら動きます。
その時、残圧計を必ず裏に向けならタンクバルブを開けます。
残圧計を顔の前に持ってい行って、針が動くのを確認しようとしているダイバーがいます。
これは絶対にNG。危険です。
少しでも、残圧計にひびがあったら、ガラスが破滅することもあるんです。
全開に開けたら、残圧計を見て、シリンダーの圧力がフルかチェック!
バリ島の場合、200気圧が目安です。
Tip:その時、ファースト・ステージを吸ってみて、異常がないかチェック!
BCDにちゃんと空気が入るかインフレーターホースに付いている給気ボタンを押してチェック!
セッティングしたダイビング器材が倒れないように、
使用前はシリンダーを下にしてギアを倒しておきます。
ダイビングボートの上で固定する場所がある場合は、固定しておきましょう
間違えやすいダイバーあるある、潜る前に必ず確認しよう!
①BCDのベルトにゆるみはないか!
水中でタンクがブラブラしないように
② タンクバルブは全開か!
タンクバルブを開けないで、潜っちゃうと空気が吸えないよ~。
中途半端に開いているのも危険。
③残圧計を見て空気の量を確認!
少ない場合はタンクをチェンジ
④もう一度、ファースト・ステージから空気を吸ってみる。
BCDに空気がちゃんと入るかも確認!
バディ同士チェックするのも忘れずに!