バリ島で一番新しい沈船(レック)ポイント|アメッドの水深20m+に眠る船
昨日アドバンス・ダイバーになったゲストさんと、アメッドの「マリナ・レック」を探検してきました。
バリには5か所、沈船(レック)ダイビングを楽しめるダイビングポイントがあります。
その中で、一番新しい沈船ポイントがアメッドのマリナ・レック(パチャレック)。
沈没して3年。
まだダイバーの間で馴染みの薄い沈没船ですが、船は藻で覆われはじめ、魚も集まってきています。
船が沈む前は、知る人ぞ知るマックダイビングのポイントでしたが、
今では沈船(レック)ダイビングも楽しめるポイントとなりました。
沈没したマリナ・スリカンディ
船の正式名は、マリナ・スリカンディ(Marina Srikandi)。
アメッドとギリ島を結ぶ高速船として活躍していた船です。
2019年、アメッドで係留中に沈没。
なにが原因で沈んだのか?
未だはっきりした事は分かりません。
幸いにも、船内に人は乗っていませんでした。
(※2016年7月、アメッドで座礁したマリナ・スリカンディとは違う船です。)
もともと、このダイビングポイントはマックダイビングを楽しむポイントで、
正式なポイント名はなく、内輪でアメッド・シークレットと呼んでいました。
2019年、船が沈んだ当初はマリナ・レックポイントと呼ばれ、最近はパチャ・レックとも言う人もいます。
アメッドのムラスティ・ビーチからエントーし、水深22m付近で船のトップが見え、ボトムは水深約25mです。
3年前と比べ、確実に船は藻でカバーされ、魚の数が増えています。
前回いたオオモンカエルアンコウは移動してましたが、沢山のヨスジフエダイの群が見られました。
沈船ダイビングだけじゃない。マクロも楽しい
ビーチからエントリーし、水底は黒砂のスロープが続きます。
沈没船より浅場は砂地を這いつくばって潜るスタイル。
マクロ生物や変わった生物達を探します。
イソギンチャクと共生するセバエアネモネフィッシュとミツボシスズメダイ。
じっくりダイビングをすると、魚の共生シーンが擬態シーンを沢山みることができますよ。
ここにはユニークな生態を持つ海の生き物達が集まっています。
ニチリンイソギンチャクの中にタイワンイシモチが2匹ひっそりいました。
同じ宿主(イソギンチャク)に、イソギンチャクモエビが数匹お尻をフリフリさせていました。
白っぽい色のニシキフウライウオの幼魚。上手く擬態していました。
カンナツノザヤウミウシはよく見かけるウミウシの1つです。
MAX DIVEでアメッドの新し沈没船を探検しに行きませんか?
マクロ派ダイバーの方の楽しめるポイントです。