バリ島マンボウ遭遇報告:2024年マンボウ5月までの状況
バリ島でのマンボウシーズンは7月から10月ですが、今年も早期にマンボウが出現してます。
昨年2023年は、エルニーニョと正のインド洋ダイポール現象が同時に起こり、より強い湧昇流が広範囲で発生。
そのため、例年より多くのマンボウが現れ「マンボウ祭り!」の一年となりました。
(マンボウの出現と湧昇流、エルニーニョ、正のインド洋ダイポール現象の関係)
今年も本格的なマンボウシーズン前からマンボウが見られているので、
5月半ばまでのバリ島マンボウ遭遇報告をまとめました。
今年も早い時期からマンボウ観測
昨年は1月の早い時期からマンボウに遭遇。
今年は3月からマンボウが出現し始め、3月~5月半ばまでに4匹のマンボウに遭遇しました。
通常、バリ島マンボウシーズン(7月〜10月)中は、月の2/3はヌサペニダでダイビングを行いますが、それ以外の時期はヌサペニダでのダイビング頻度はシーズン中と比べて低くなり、主にマンタを探すためのダイビングが多くなります。
その中で、4回のマンボウ遭遇はとても嬉しい出来事です。
1回目の遭遇
1回目の遭遇は3月16日、ヌサペニダのクリスタルベイでした。
深い場所に3匹のマンボウ見つけましたが、かなり遠く、残念ながら写真はありません。
2回目と3回目の遭遇
2回目と3回目の遭遇は、4月28日ヌサペニダのクリスタルベイとSDポイントです。
この日は3本のダイブで2回もマンボウに遭遇しました。
クリスタルベイで遭遇したマンボウは、比較的小さく、我々の前を泳いで通り過ぎて行きました。
予想外の出来事だったので驚きました。
SDポイントでは、大きなマンボウのクリーニングシーンを目の前で見ることができました。
他のダイバーが近くにいなかったので、我々だけでマンボウを独占でき、喜びと驚きに満ちた瞬間でした。
4回目の遭遇
4回目の遭遇は、5月13日にヌサペニダのクリスタルベイ。
深場にいたので、かなりの距離からですが、見ることができました。
この日、ゲストの方がカメラをレンタルしていたので、マンボウの写真と動画を撮る事ができ、
本当にラッキーでした。
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2024年エルニーニョ現象はいつまで続く?
5月16日付けCNBCインドネシアによると、「BMKG(インドネシア気象気候地球物理庁)の気候学部門副部長、アルダセナ・ソパヘルワカン氏は、エルニーニョ指数は現在0.42で中立状態に近づいており、この状態は2024年6月から7月まで続き、7月から8月にかけてラニーニャに移行する可能性があります。」と述べ、さらにBMKGは、ラニーニャが2024年後半に発生する可能性があると予測しています。
まとめ: バリ島マンボウの観測と気象現象の関係
ヌサペニダにマンボウが出現する理由は多岐にわたります。
エルニーニョや正のインド洋ダイポール現象のような気象現象は、マンボウ出現を後押しする一つの目安に過ぎないでしょう。なので、今年のマンボウシーズンも期待が高まりますね。
ヌサペニダでのダイビングを計画する際には、マンボウの出現パターンやマナーを事前に把握しておくと役立ちます。
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