バリ島初心者でも楽しめる!水中マクロ撮影の魅力

バリ島で水中写真デビュー

水中写真や動画は、ダイビングならではの特別な楽しみの一つです。
バリ島では、マンタやマンボウ、魚の群れ、美しいサンゴ礁など、多種多様な被写体が広がります。
また、ウミウシやエビ・カニ、カエルアンコウ、小さなハゼなど、小さな生物を狙う『マクロ撮影』も人気があります。

マクロ撮影の魅力は、普段見過ごしてしまいがちな小さな生物をじっくり観察し、その美しさを記録できること。

ムチカラマツエビ、トランベン
ムチカラマツエビ
キイッポンウミウシ,バリ島トランベン
キイッポンウミウシ

初心者ダイバーさんの中には、「難しそう」「自分にはまだ早いかも」と感じる方もいるようですが、中性浮力がしっかり取れれば、誰でも気軽に楽しめます。小さな生物に目を向けることで、これまで気づかなかった水中世界の奥深さを発見できるでしょう。

今回は、初めてマクロ撮影に挑戦したお二人のストーリーをご紹介します。
※このブログで使用している写真は全て、お二人と一緒に行ったトランベンのリバティポイントと沈船マクロポイント
で撮影したものです。

目次

ワイドもマクロも楽しめる:沈船リバティポイント

トランベン周辺にあるマクロポイントの地図

バリ島トランベン周辺には、多くのマクロポイント(マックダイビングポイント)があります。
ここには、他ではあまり見られない珍しい生物も生息しています。

その中でも、リバティポイントは初心者ダイバーさんに特に人気のスポットです。リバティポイントは沈船ダイビングで有名ですが、沈船周辺や少し先には、ウミウシなど小さな生物がたくさん生息しているマクロ撮影に最適な場所があります。

大きな沈船を探検した後、その近くで見つかる小さな生物たちを撮影するのも、ひとつの楽しみです。

初めてのマクロ撮影:実際に挑戦した方々の体験

ヤマンバミノウミウシ,バリ島トランベン
ヤマンバミノウミウシ
ウミシダカクレエビ
ウミシダカクレエビ

初めてのマクロ撮影に挑戦!

Wさんの体験

最初にご紹介するのは、友達3人でダイビングに参加されたWさんです。Wさん以外の2人は初めてのバリ島ダイビングで、3人の中でマクロ撮影に興味があるのはWさんだけでした。

Wさんのリクエストは、「友達と2回沈船ダイビングをした後、3本目は一人でマクロ撮影を中心にしたい」というものでした。以前からマクロ撮影に興味はあったものの、これまでチャンスがなく、また「マクロ撮影はまだ早い」と感じていたそうです。

WさんはオリンパスTG-6とライトを自分で持参し、初めて顕微鏡モードを使って微細な水中生物を撮影することに挑戦しました。思い切ってマクロ撮影に取り組むことで、小さな世界の魅力を新たに発見することができました。

ツルガチゴミノウミウシ
ヘアリーシュリンプ


どちらも数ミリの大きさ。じっくり構えて撮影しました。

フジタミノウミウシの一種
マダライロウミウシ

Aさんの体験

次にご紹介するのは、初めてバリ島でダイビングに参加したAさんです。
最初は沈船リバティでの探検を楽しんだ後、残りの時間をマクロ撮影に充てました。思わず見入ってしまうほど美しいカラフルな生物をカメラに収め、ダイビングの新しい楽しみ方を発見したと言います。

カラフルなホヤとハゼ
カラフルなホヤと小さななハゼ
スイートジェリーミドリガイ
小さなスイートジェリーミドリガイ

初心者向け!マクロ撮影のポイント

ハクテンミノウミウシ
ハクテンミノウミウシ
ホシゾラウミウシ
ホシゾラウミウシ

マクロ撮影を楽しむためには、いくつかの基本的なポイントがあります。
まず最も大切なのは「中性浮力」です。中性浮力が取れると、砂を巻き上げずに被写体に近づきやすくなり、ピントが合わせやすくなります。これにより、よりきれいでクリアな写真が撮れるようになります。

次に、被写体に近づくときは、ゆっくりとした動きを心がけましょう。急な動きは魚を驚かせてしまい、シャッターを押すタイミングを逃す原因になります。落ち着いて慎重に動くことで、素敵な瞬間をしっかりと捉えることができます。

練習すればどんどん上達しますので、まずは楽しみながらチャレンジしてみてください。

マクロ撮影で水中世界の魅力を再発見!

オダカホシゾラウミウシ
オダカホシゾラウミウシ
パスタチゴミノウミウシ
パスタチゴミノウミウシ

マクロ撮影を始めると、理想的な写真を撮るための工夫が自然と沸き、生物の特徴や生態についての好奇心も高まります。このような探求心が、ダイビングの楽しさをさらに広げてくれることでしょう。

大きな生物や美しい風景だけではなく、水中の奥深さや未知の魅力を感じることができるのです。

「自分にはまだ早い」と感じる方も、まずは気軽に挑戦してみてください。レンタルカメラで試してみるのも良いですね。次回のダイビングでは、さらに多くの新しい発見を楽しむことができるでしょう。

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