バリ島で英語を使ってダイビング
ダイビングライセンスを取得したら、「海外の有名ダイビングスポットに行って見たい!」って思いますよね。
海外では必ずしも「日本人インストラクターやガイド」がいるとは限りません。せっかく取得したダイビングライセンスだし、「日本人インストラクターがいないから・・・」とか、「英語が苦手だから・・・」という理由でダイビング旅行の選択幅を狭めてしまうのはもったいないです。
ここでは、ダイビングで押さえておきたい英単語、ブリ―フィングに役立つ英語、インストラクターやガイドとのコミュニケーションの取り方などをまとめました。今後のダイビングにお役に立てたら嬉しいです!
海外でのダイビング、英語が苦手で迷ってる人へ・・・
『英語は単なるコミュニケーションツールの1つ』単語をならべるだけでも、発音が悪くても、コミュニケーションはとれる!海外に行ったら、ドンドン英語を使ってみよう!
ダイバーならでは!身振り手振り、単語を並べるだけでも理解できる
バリ島には世界各地からダイバーが来まが、必ずしも英語圏からのダイバーばかりではありません。
この前も、トランベンでダイビング器材を洗っていたら、ヨーロッパ人ダイバーの方から身振り手振りで「器材の洗い方を教えて~」って聞かれました。なんとなくジェスチャーで言いたい事は分かったので、こちらも身振り手振りで洗い方の説明。
他にも、
私が使用しているピンク色のGULLフィンやマスクを気にった方がいて、私のフィンとマスクを指さし「cute, buy, where」と尋ねてきました。十分理解できたので、 私も、「Thank you, bought、Japan, not Indonesia」と単語を並べて返答しました。
別の例としては、ダイブクルーズに参加されたロシア人ダイバーの方で魚の本を使ってご自分の見たい魚をポイントし、ガイドに知らせていたダイバーもいました。
分からない事、知りたい事、リクエスト等があったら「英語が話せないから・・・」と妥協せず、とりあえず単語だけでも並べて話かけてみよう!
発音が悪くても恥ずかしくなんかない!
英語圏の人達の間でも、地域によって沢山のアクセントがある。
そもそも「正しい発音」って何なんですかね?
英語圏外の人達でも、彼ら独自の英語を作り上げてるたくましい人達もいます。
例えば、インド人がしゃべる英語(インド英語/Indian English)。早口だし、独特のアクセントがあって分かりずらい。
シンガポール人の中国語と英語を混ぜたシングリッシュ(Singlish)や、マレーシア人の話すマングリッシュ(Manglish)なんかもありいます。
彼らは独自の英語を作り出し、発音なんか気にせず堂々と話をしてます。
英語なんて、コミュニケーションツールの一つに過ぎない。
海外で日本人同士で楽しむのも悪くはないですが、
せっかくだから、思い切って英語を使ってみて下さい。
ダイビングの世界が広がるし、もっと楽しくなると思います。
英語でブリーフィングを理解するには
ダイビングでブリーフィングを理解することはとっても大切です
ブリーフィングとは「これから潜るダイビングポイントの注意点、潜り方、見どころなどの説明」
毎ダイブ、ダイビング前に行います。
海外のリゾート行くと、日本人や日本語が話せるスタッフが常にいるとはかぎりません。
もし、日本人スタッフがいなかったら、ブリーフィングを英語で理解しなければなりません。
そんな時、
「英語だし、ブリーフィング聞いてもよく分からないけど・・まっいいか・・」とか、
「ブリーフィングの内容が分からなかったけど、他の人に付いていけばいいか・・・・」とか、絶対に思わないでくださいね!
ブリーフィングを理解する事は安全にダイビングを楽しむ為にとても重要!
もし理解できなかったら、
ホワイトボードや、紙に書いて説明してもらおう!
私ならそうして、何としてでも理解する手段を探します!
一般的なブリーフィングの内容とよく使われる英単語
ブリーフィングでは、その日担当するガイドの自己紹介から始まり、施設の利用方法や、ボートの上でのルールなどを説明。そして、潜る前にそのポイントの説明をします。
- ポイント名:Name of dive sites
- 潜水時間 :Dive time
- 最大深度 : Maximum depth
- エントリーとエグジット方法: How to entry and exit
- 水中マップとルート: underwater map
- ダイビングポイントの特徴と見どころ: Characteristic of dive sites and highlight
- 見られる魚: kind of fish you can expect to see
- 安全確認と緊急時の対応方法: Safety confirmation and emergency response method
- 水中サインのおさらい: check underwater hand signals
- バディの確認 : buddy check
- 環境保護に関する説明(フィンでサンゴを蹴らないとか): Explanation about environmental protection (such as not kicking coral with fins)
ダイビングポイント: 【Dive Site】
- ダイブガイドの名前:name of Dive Guide
- ダイビングポイント名: Name of Dive Site
- ダイビング時間: Dive time
- 最大深度: Maximum depth
- 予想される水温:Expected Water temperature
- ダイビングポイントの説明とダイビングのタイプ: Description of the Dive Site & Type of Diving
- スロープ: slope
- ウォール:wall、
- サンゴ礁 :coral reef
- マックダイブ:muck diving
- ドリフトダイブ: drift diving
- 沈船ダイビング :wreck diving
- 洞窟 :cave diving
- 透明度:Visibility
- 流れ: Current
- 流れなし:no current
- 強い流れ:strong current
- ダウンカレント: down current
- アップカレント:up current
※ダイビングで流れの強さを(knot)ノットで説明するガイドさんもいます。
- 見られる海洋生物の名前や特徴: Features and Marine Life expected at the Dive Site
- あれば、危険や潜在的危険 : Hazards or Potential Risks if any
(危険な生物等を含む)
【ダイビングの手順 Diving Procedure】
- バディーの近くで潜る: Stay/dive with your buddy
- バディーとはぐれた場合の手順 :Lost buddy Procedures
- バディーとはぐれたらどうするか What you should do If you are separated from your dive buddy
一分間探し、ゆっくり水面に上がる Look for 1 minute and surface slowly - エントリーとエグジットの仕方: Entry and exit techniques
- ボートダイビング(boat diving) のエントリーの仕方:
- バックロール(Back roll entry)、
- ジャイアントストライド (Giant Stride entry)、
- 水面でBCDを着用する(put on /wear BCD on the surface)
バリのボートダイビングの場合、ほどんどがバックロール・エントリーです。ただ、パダンバイでは、水面でBCDを着用する場合もあります。
ボートからバックロールでエントリーする場合、ガイドが1、2、3とカウントし、全員で一斉にエントリーする場合と、一人一人エントリーする場合があります。
もし、エントリーする前に何か気になる点があったら、(例えば、マスクのくもり止めを付けるのを忘れたとか、ダイブコンピューターを付け忘れたとか・・・ect)
「ちょっと待って下さい」⇒Can you wait a minues と言って、しっかり確認した上でエントリーしましょう。
そして、「ありがとう」⇒Thank you !を言うのをお忘れなく!
ビーチエントリー(beach entry):
- セーフティーストップ: safety stop
- エア(空気):エアの確認は頻繁に行う Air:Must monitor Air all times.
- エアは50を残して戻る : Back to boat with 50 Bar
- 安全手順の説明: safety procedure
- ハンドシグナル: Hand signal
- 緊急時の対処法: emergency processor
※必ず減圧不要限界内でダイビングを行う ⇒ You should never exceed no-decompression limit.
これらの単語を組み合わせれば、ブリーフィングはバッチリでは!
ブリーフィングで分からない箇所があったら、こんな風に聞いて確認してみよう!
- ダイビングポイントの名前を教えて下さい ⇒What is the name of dive site ?
- どのぐらい深く潜りますか?⇒ How deep will we go for this dive ?
- 最大深度を教えて下さい⇒ What will be the maximum depth for this dive ?
- 水温はどれぐらいですか?⇒ What will be the water temperature ?
- 透明度はどれぐらいですか?⇒ What will be the visibility ?
- 流れはありますか?⇒ Is there a current ?
- 水中の地形を教えて下さい⇒ Could (can) you explain the underwater terrain ?
- ウォールダイビングですか?⇒ Is it going to be a wall diving ?
もし、ウォールでのダイビングと説明された場合、潜行後、ウォールが自分の右側に来るのか左側に来るのか、確認しておくと良いです。⇒ Which side will be the wall after decent ? Will be on the right side or left side ?
こんな風に聞くのも良いかと思います
- ブリーフィングをきちんと理解しているか確認したいので、もう一度教えてもらえますか?
Could you go over it again ? Could you explain again !
I want to make sure that I understand your briefing correctly, so could (can) you go over it again ?
もし、水中マップやホワイトボートを使わずにブリーフィングを行ったら(バリではよくあります)、自分のログブックを出して、以下のようにに聞いてみてください。そうすれば、ガイドはあなたのログブックに水中マップを書いて説明してくれます。
- 水中マップを使用して説明してもらえますか?
Could (can) you describe the dive site using a underwater map ? - 水中マップを書いてダイビングポイントを説明してもらえますか?
Can you draw the underwater map, and describe the dive site ?
かなり心配だったら・・・
ブリーフィングが始まる前に担当のダイビングガイドに水中マップを使ってブリーフィングをしてもらうのが良いかと思います。
その時は、
- 今、お時間ありますか?英語でブリーフィングを理解できるか不安なので、ブリーフィングの前でも後でも良いので説明してもらえますか?
Hi, do you have a time now ? I am not sure if I will be able to fully understand briefing in English. Can you make a time for me before dive briefing ? I want to go over the briefing.
って聞いてみて下さい。
水中マップやホワイトボードを使わず、ブリーフィングが行われた場合は、、ログブックの空いているページや、他の用紙に水中マップを書いてもらい、上記の事を書き込みながら理解するのも良いかと思います。
ダイビングは自然相手なレジャーです。ブリーフィング通りに進まない事もあります。
流れの方向が変わってしまったり、予想より強い流れがあった場合は水中でダイビングルートを変更する場合もあります。
その場合、ガイドは水中で支持を出しますので、基本的はハンドシグナルを忘れてしまっている人は覚えましょう!
受け身になってたらもったいない!ガイドにドンドン質問しよう!
海外まで時間とお金をかけてダイビングを楽しみに来て、受け身になっていたらもったいない。
不安、苦手、気になる事があったら、ダイビング前に必ずガイドとバディーに伝えておこう!
- 耳抜きに問題がある ⇒ I am having problems equalizing my ear pressure. I have a hard time equalizing my ear pressure.
- 流れがあるポイントは苦手 ⇒ I feel uncomfortable diving in currents.
- 中性浮力に自身がない(まだ練習中です)⇒ I am still practicing buoyancy control skills.
- エア-の消費が速い ⇒ I consume air faster
【ガイドはその道のプロ。その海を知り尽くしているガイドから海の生物や特徴をどんどん聞きだそう!】
- このポイントのスペシャルはなんですか?⇒ What is the special in this dive sites ?
- 例えば:カエルアンコウが見たいのです。見つかりますか?⇒ I want to see a frogfish. Can you find a frogfish here ?
- どんな種類のカエルアンコウがいますか?⇒ What kind of frogfishs are here.
- ウミウシが好きです ⇒ I like a nudibranch
【自分の好きなダイビングスタイルや希望は必ず伝えておこう!】
- マクロが好きなので、マクロポイントを案内して下さい。⇒ I like macro diving, so please arrange the best dive site for macro lovers.
- 105mマクロレンズを使用してます。⇒ I am use a 105 macro lens..
- 水中写真を撮りたいので、プライベートでガイドを付けてもらえますか?⇒ I want to concentrate on taking macro photos, so can you arrange a private dive guide for me !?
- 別途おいくらかかりますか?⇒ What is the extra cost ?
《その他、こんな事をガイドに聞いたら親近感がわくかも!》
- 何年ぐらいここでガイドとして働いているのですか?⇒ How long have you been working as a dive guide ? How long have you been working here as a dive guide ?
- ここで、どのダイビングポイントが好きですか?⇒ Which dive sites do you like the most in this place ?
- ビギナーダイバーにお勧めのポイントはどこですか?⇒Which dive sites do you recommend for a beginner here ?
海外ダイビング、いろんな国のダイバーと交流をもとう!
バリ島に限らず、海外でダイビングに行くと世界各地からのダイバーを目にします。
せっかく海外に来ているのだから、世界中のダイバーと交流してみませんか?
ダイバーという共通の趣味がある為、交流するのに時間もかかりません。
潜ったダイビングポイントの印象、使用している器材、面白いダイビングポイントの情報交換にもなります。
全く知らない人に根掘り葉ほり質問をするのも変ですが、何らかのタイミングで話す機会があったら、いろいろコミュニケーションをとって見て下さい。知らなかったことを発見したり、また相手に教えてあげる事もできると思います。
まずはこの一言から!
- ダイビングはどうでしたか?⇒ How was your diving ?
- 良かった? ⇒ Was it good ?
- 素晴らしかった!⇒ Amazing, Awesome, Fantastic, Wonderful, Great
- 良かった ⇒Good, OK
- 面白かった ⇒Interesting
- まぁ~まぁ~ ⇒ so so
- つまらなかった ⇒ boring
- がっかりした ⇒ disappointed
- どこから来たのですか?⇒ Where are you from ?
- どんな魚を見たの?⇒ What kind of fish did you see ?
- 写真見せてくれる?⇒ Can I see your photo if you don`t mind?
ダイビングで必要な英単語はまだまだあるけど・・・
こんなんじゃー足りないよう~。
「こんな時、なんて言うの?」どうしよう?って思うと思います。
そんな時は単語を並べるだけでも、分かってくれる場合が多いですよ。
手段はいろいろあるので、英語ぐらいであきらめずに、いろいろな場所でダイビングを楽しんで下さい!
私はよく魚図鑑を持ってファンダイビングに参加してました。
英語名が分からない魚は写真や図鑑を見せて「これが見たい」って意思表示してましたね~。