バリ島トランベンのマクロポイントで見た小さなエビ・カニ・カエルアンコウ
1泊2日ダイブサファリツアーでみたウミウシ以外18種類の生物をご紹介します。
トランベン周辺にあるマクロポイント①シデムと②Kuangiで小さな生物探し。
ザラカイメンの中を覗くといる小さなクシノハカクレエビ
一見、なんだか分からないデコレータークラブ
水中は卵の季節。ウミウシの卵やクマノミの卵が沢山みられました。
真っ赤な卵を抱えたキンチャクガニにも遭遇。
リクエストを頂いていたヨコシマエビにも出会え、満足のいくダイビングでした。
(※:前回のブログ「ウミウシ見るならトランベンに行こう!」の続きです。)
小さくて可愛いエビ達
トゲツノエビ
学名Phyllognathia ceratophthalma /英名:Spiny tiger shrimp
今まで見たトゲツノエビの中で最強に小さかったです。多分5ミリぐらいの大きさ。
ヨコシマエビ
学名: Gnathophyllum americanum/英名: Striped bumblebee shrimp
メチャメチャ小さくて、すばしっこいので写真を撮るのは難しかったです。
この写真もピンボケ。次回見れることを期待します。
クシノハカクレエビ
学名: Thaumastocaris streptopus
ザラカイメンの中に住む、小さくてシャイなエビ。
キミシグレカクレエビのペア
学名: Dasycaris zanzibarica/英名: Zanzibar Whip Coral Shrimp
ムチカラマツエビやビシャモンエビによく似てます。
バリ島でよく見られるのはムチカラマツエビ。
フィコカリス・シムランス(ヘアリーシュリンプ)
学名: Phycocaris simulans/ 英名:Hairy shrimp
米粒ぐらの小さなエビ。
周囲の色に合わせてカモフラージュするんです。
バリュエーションも豊富。赤、白、紫、緑などが見られます。
フィコカリス・シムランスを紹介した動画はこちら
トガリモエビのペア
学名: Tozeum armatum /英名: Saw blade shrimp
バブルコーラルシュリンプ
学名:Vir Philippinensis/ 英名: Bubble coral shrimp
風船のように膨らんだミズタマサンゴを住処にしてます。
マクロポイントに限らず、見られます。
バサラカクレエビ
学名: Laomenes amboinensis/英名: Ambon crinoid shrimp
定番中の定番。バサラカクレエビは住処とするウミシダの色に合わせて体の色を変えます。
バリ島にはいろんな色のウミシダが生息するので、いろんな色のバサラカクレエビを見ることができます。
コガラシエビ
学名:Leander plumosus /英名: Donald Duck Shrimp
定番のエビ。
木枯らしが吹くころ現れることで、「コガラシエビ」名付けられたと聞きました。
個人的には英名のドナルドダックの方がピンときます。
この日に見たコガラシエビは最強に小さかったのですが、始めた使用したマクロレンズで写真をとったらピンボケ+ドアップになってしまいました。動画は手振れで最悪。なんでも、初めて使用する場合は事前練習が必要ですね。
ウミウシカクレエビ
学名:Periclimenes imperator/英名:Emperor shrimp
小さなカニ達
イソバナガニ
学名: Xenocarcinus depressus
真っ赤なイソバナに3~4匹いました。
上手くイソバナに同化してますね。
卵を抱えたキンチャクガニとチョット変わったキンチャクガニ
キンチャクガニ
学名: Lybia Tessellata/英名: Boxer Crab /Pom-pom crab
キンチャクガニは、左右のハサミに白いポンポンのようなイソギンチャクを付けてます。
片方のイソギンチャクを失うと、別のキンチャクガニからイソギンチャクを奪い取り、二つに裂いてクローンを作るようです。(カニがイソギンチャクのクローン作り共生維持か)
卵を抱えたキンチャクガニ
キンチャクガニの一種
装飾上手なデコレータークラブ達(Decorator crab)
デコレータークラブ
デコレータークラブは、捕食者から身を守るため、いろんなものを体に貼り付けてるカニです。
主に、クモガニ類(クモガニ上科Majoidea)に属します。
クモガニ科は900種以上いるので、その中の一部にカモフラージュが得意なデコレータークラブがいるんですね。
コノハガニ
学名: Huenia heraldica/英名:Arrowhead crab
トランベン周辺のマクロポイントでよく見かけますが、この日に見たのは特別立派でした。
頭の上に葉っぱを2段重ね。堂々たる姿です。
体が尖った三角形でないので、メスかもしれません。
オラウータンクラブ
学名: Oncinopus sp/英名:Orangutan crab
オラウータンクラブもデコレータークラブの一種。
写真の個体は一番よく見られるタイプです。
毛の色や毛並みが違うタイプもいます。
カニのように見えて、カニじゃない。ヤドカリ類
コホシカニダマシ
学名: Neopetrolisthes maculatus
カニのように見えるけど、カニじゃない。
カニダマシ科の一種で、ヤドカリ類に含まれる。
アカホシカニダマシと似てますが、模様が違います。こちらはテンテンが細かいです。
どちらも、ハタゴイソギンチャクなんどの大きなイソギンチャクと共生してます。
バリ島のほとんどのダイビングスポットで見ることができます。
その他:ヒメヒラタカエルアンコウ、クマノミの卵、ニシキフウライウオ
ヒメヒラタカエルアンコウ
学名: Antennarius randalli/ 英名: Randall’s frogfish
体調3~5cmぐらいでした。
Youtubeに沢山カエルアンコウの動画をアップしてます。
ちょっとレアなヌディアンテナリウス・サブテレス。
通称レンベフロッグフィッシュの動画はこちら
クマノミの卵
そろそろハッチアウトするのかな?
バリ島で見られるクマノミの種類はこちら
ニシキフウライウオ
学名: Solenostomus paradoxus/英名: Ornate ghost pipefish or Harlequin ghost pipefish
ニシキフウライウオやカミソリウオは、バリ島ではよく見られる。数匹固まっている時もあります。
バリ島で見られる、カミソリウオ科5種類の紹介動画はこちら
ダイブ・サファリツアーだから味わえる朝のトランベン
早朝、ダイビングポイントに到着すると、漁師さん達が沢山の魚を釣って来ました。
インドネシア語でIkan Tongkolって名前の魚。Tongkolはカツオですが、バリ島ではハガツオという種類です。
小ぶりでしたが、大量。一匹3000ルピア(24円)
1泊2日4ダイブ、とっても充実したダイビングが出来ました。
時間に余裕のある方は最低一泊~のダイブサファリがおススメです。