バリ島でEFR講習に参加:躊躇せず一歩踏み出す勇気と自信
もし目の前で倒れている人を見たら、あなたならどうしますか?
想像して見て下さい、ショッピングモールで倒れている人を見つけました。あなたは直ぐに近づき助けようとします。その時、現場には大勢の野次馬が集まり口を出してきます。さて、あなたならどうしますか?
現場をコントロールし、目の前の人を救う行動をしますか?それとも躊躇してしまいますか? 救急車が到着するまでの間、命をつなぎとめる為にどのような行動をとるべきでしょうか?
EFR(エマージェンシー・ファースト・レスポンス)講習の目的は、①心拍停止など命に関わる緊急時のケアや ②直ぐに命に関わらないケガや病気のケアに対する知識と技術を学び、自信を持って目の前にいる人を救う手助けを出来るようになることです。
EFR (エマージェンシーファーストレスポンス)とはEmergency First Response corpが開発したCPR(心肺蘇生法)とFA(ファーストエイド)、AED(自動体外式除細動器)など総合的に学ぶことができる応急手当のプログラムの事です。
PADIジャパン
救急車が到着するまでの間いかに適切な処置を施すか:CRP, AED・・・
実際、目の前に倒れている人を見たら、人はなかなか冷静になれないのではないでしょうか?
特に、訓練を受けていない人は助けたい気持ちはあってもどうしていいのか分からないでしょう。
ただ、救急車が到着するまで何もしなければ、助かる命も助からないかもしれません。
EFR講習では、いざという時に取るべき行動と対処法を現実的なシナリオ練習を通して繰り返し練習します。
人形を使ってCPR(心肺蘇生法)の練習。とっさの時に備え、デモ機を用いてAED(自動体外式除細動器)の使用方法をとトレーニングします。
ダイビングの事故時にも必要となる緊急用酸素供給キッド(純酸素キッド)の組み立て方と使用方法も学びます。
善きサマリア人の法
アメリカ、カナダ、オーストラリアなどでは、慈善で救助活動を行った場合、たとえ結果助ける事が出来なくても救助者に罪は問わないという法律「善きサマリア人の法・Good Samaritan laws」があります。善意で救助活動を行う人を守る法律です。
残念ながら日本ではまだ法制化されていません。その為、日本では救助する事を躊躇してしま人も中にはいるのではないでしょうか?
大切なのは、しっかりしたEFR講習を受け、目の前で助けが必要な人を見たら、「声明をし、相手の意思確認をし、救助するとこが大切ですよね。救急車が現場に到着するまでに出来る事って沢山あるんです。EFR講習では様々な状況を想定し繰り返し練習していきます。
意外と知らない「三角巾の結び方」
二次ケアでは、生命に関わらないケガや病気のケアについて学びます。
三角巾や包帯を使用し応急手当の仕方を練習したり、ケガや病気の評価の仕方を習得します。
レスキュー・ダイバー・コース参加希望の方
「過去24 ヶ月以内にEFR一次および二次ケアのトレーニングを受けている」ことがレスキューダイバーコースの参加条件にあります。
まだEFR講習を受けていない方で、レスキュー・ダイバー・コースに参加希望の方は、EFR講習とセットでレスキュー・ダイバーコースに参加する事も出来ます。
予断:EFRコース中のランチ
予断ですが、EFR講習の時のランチをご紹介します。
ダイビングショップの近くにあるサヌールでは有名なチキン屋さん。このハーフチキンの形がかなり気になってしまいました。(笑)