ジャパニーズシップレック「日本の沈没船」はソフトコーラルの森|バリ島アメッド
バリ島バニュニン湾に沈むジャパニーズシップレック(日本の沈没船)。
第二次世界大戦中に沈んだ船は、ソフトコーラルの森のようでした。
ジャパニーズシップレックは、トランベンのリバティー号、クブのボガ号に続いて人気のダイビングスポット。
船の大きさはリバティ号の約1/6。
全長約20メートルの小さな沈没船ですが、ここはソフトコーラルの密集地帯。
小さな範囲に多種多様な海の生き物達が住んでいます。
船の周辺は美しいハードコーラルが広がり、スズメダイ達がダンス。
ダイビングはもちろん、シュノーケリングも楽しいポイント。
初心者ダイバーの方はもちろん、シュノーケリングやフリーダイビングの方にもススメのダイビングスポットです。
ジャパニーズシップレック|ダイビングスポットの場所
ジャパニーズシップレックは、バリ島アメッドのバニュニン湾にあります。
アメッドの中心ジュムルックビーチから車で約20分。
シュノーケリングで人気のリパビーチから約2.3kmの場所。
謎多き船の歴史
この船に関して特定できている事は、
第二次世界大戦中、アメッドの小さなバニュニン村の隣に沈没した日本の巡視船(パトロール船)ということ。
船のデザインから日本海軍の船として認められており、面白ことに、船内に和式トイレがあったことからジャパニーズシップレックと名付けられました。
ジャパニーズシップレック|ストレスフリーで潜れるのが嬉しい
ジャパニーズシップレックは、ビーチからわずか15メートルの場所、水深2メートル~12メートルの範囲に沈んでいます。
写真に写っている黒いブイが目印です。
目印のブイまで近い距離なので、シュノーケリングでも楽に行けます。
この日も沢山の人がシュノーケリングを楽しんでいました。
全長20メートルの小さな沈没船の残骸は、、長い年月を経てソフトコーラルの森となっています。
沢山の種類のソフトコーラルが生息し、水中はとってもカラフルで神秘的。
沈没船を覗いてみると、すさまじい数のキンメモドキと、イシモチの群れ。
とってもキレイな色のニシキウミウシ。
まだ小さなニシキフウライウオ。真っ赤なウミシダに上手く擬態していました。
沈没船の周辺に広がるサンゴ礁
沈船の周辺にはハードコーラルが生息し、その上を色とりどりのスズメダイやハナダイが舞っています。
小さな沈没船でのダイビングを楽しんだら、サンゴ礁でのダイビング。
かなり浅いので、太陽の光が差し込み、とってもキラキラしてます。
バリ島の沈没船(レック)ポイント
バリ島の沈没船(レック)ダイビングは、どのポイントも比較的簡単に潜れるのが特徴です。
ここでご紹介したジャパニーズシップレック(日本の沈没船)は、小さな沈没船に生息する生物と
キラキラ光るサンゴ礁の海を一度に楽しめるのが嬉しいですね。
バリ島で一番人気。トランベンで見られる120メートル級のリバティ号は、その大きさに壮大さを感じます。
その他にも、クブ地区にあるボガレック、アメッドのマクロポイントに沈むマリナレック(Marina Srikandi)、
パダンバイのジュプン・レックがあり、ダイバーのレベルと興味に合わせてレックダイビングが楽しめます。
バリ島に来たら、沈没船(レック)ダイビングに挑戦してみませんか!