ダイビング直後にやってはいけない5つのこと
バリ島で安全にダイビングを楽しむ為、アフターダイブにも注意を払おう!
ほとんどのダイバーの方は「ダイビング直後に飛行機に乗るのは危険な行為」であることは知ってますよね。では、飛行機以外にもダイビング直後に絶対にやるべきではないルールがあることをご存知ですか?
①ダイビング直後の飛行機の搭乗
もう一度、ダイビング後の飛行に関するルールを確認しましょう。
オープンウォーターダイバーコースでは、「ダイビング後、飛行機に乗るには12〜18時間待つことが重要です」と学びます。実際はダイビングの回数によってより長く待って飛行機に乗ることを推奨してます。
バリ島でダイビングをする場合、例えば帰りの飛行機が深夜12時だとすると帰国当日のダイビングはNGになりまよね。
DANのダイビング後の飛行ガイドラインは:
減圧症(DCS)の症状がないダイバーの場合:
•1回の減圧なしのダイビングでは、飛行機に搭乗するまでに最低12時間空けるとこを推奨。
•1日に複数回のダイビングまたは複数日のダイビングの場合、飛行機に搭乗するまで最低18時間空けることを推奨。
•減圧停止が必要なダイビングの場合、推奨の根拠となる証拠はほとんどなく、18時間よりも大幅に長い飛行前の水面間隔が賢明であるように思われます。
「控えめなダイビング」をする事にデメリットはありません。特に複数回ダイビングを行った場合は、飛行機搭乗まで24時間空けることを強くおすすめします。
②山登りや標高の高い場所への移動
3,048メートル/ 10,000フィートの山の頂上まで運転して写真を撮ると、飛行機で飛ぶのと同じDCS(減圧症)のリスクがあります (PADI)
現実的な例ではないですが、バリ島でダイビング直後に「アグン山」で山登りする~なんてことは絶対にNGってことですね。(ちなみにアグン山は標高3014mあります)
現実的なことでいうと、南部リゾート(クタ、サヌール、ヌサドゥア方面)に宿泊され、
プリジャディ、ムンジャンガン、シークレットベイでダイビングをする場合、行きはブドゥブル(Bedugul)を通っていきます。しかし、ブドゥブルは標高1500mあるので、帰りは全く別のルートで帰ります。 これも減圧症のリスクを考慮してのことです。
③ダイビング直後に熱い(温湯)お風呂やシャワーに直行しての~んびり!
ダイビングで身体が冷えているうちに熱いシャワーを浴びたりお風呂に入ると、溶解している気体は気泡化しやすいため、減圧症のリスクが高まるといわれています。サウナもNGですね。PADIは、減圧停止を必要とするダイビングをした後や、無限圧潜水時間ギリギリのダイビングをした後は、ダイビング直後のお風呂は、温めのシャワーでさっとすませることを推奨してます。
良くも悪くも、バリ島では殆どのダイビングサービスに設置されているシャワーは水シャワーなので、ダイビング後、まだ身体が冷えている間に熱いシャワーを浴びるのはチョット難しいですね。ダイブサファリツアーでミンピリゾートムンジャンガン宿泊される場合、ホテル内に天然温泉があります。ダイビング直後、まだ冷えた身体のまま温泉に飛び込むのではなく、しばらくしてから天然温泉を楽しみましょう!
④ディープティシュー・マッサージ
「えっ、ダイビング直後のマッサージはNGなの?」
通常のリラクゼーションを目的としたマッサージはOK。だが、ディープディシューマッサージのような身体の深部にある織に圧をかけるようなマッサージはNGだそうです。
DANいわく、マッサージと減圧症の関連性は解明されていないそうです。
ですが、専門家いわく「ディープティッシュマッサージ」のように筋肉に高い圧を加えることで血流が像かし、気泡が形成される可能性あるとのこと。
バリ島でのスパは、(お店にもよりますが)色々なメニューがあります。
代表的な『バリニーズマッサージ』をはじめ、『アロマオイルマッサージ』、『スウェディッシュマッサージ」、『ディープティシューマッサージ』、『ストーンマッサージ』などなど。ダイビング直後のマッサージはリラクゼーションを目的とし優しいマッサージが良いでね。
⑤大量にアルコールを飲む
一般的にアルコールを飲むと利尿作用が上がると言われてますよね。
お酒を飲んだ以上に尿として水分が出ていってしまうので、飲み過ぎると脱水症状を起こします。
脱水症状はDSC(減圧症)リスクを高める1つの要素です。
ダイビング直後は過度なアルコールは控えましょう。
それでも適度な量ぐらいは飲みたいよ!って方は、水分補給をしてからアルコールを飲みましょう!
減圧症にならない為、常に控えめなダイビング計画をたてよう!
減圧症にならない為、ご自分の健康状態、ダイビング中のルール、そしてアフターダイブにも注意を払いましょう!
ダイビングは潜水時間の長さを競い合ったり、深さを競い合ったりするものではありません。
TUSAいわく、減圧症の患者が増えたのはむしろダイブコンピューターが普及してきてからとも言われているそうです。
それは、窒素が吸排出される仕組みをよく理解しないまま、『ダイブコンピュータが示す無減圧潜水ギリギリのダイビングを繰り返すダイバーが多くなった』ことが原因の一つと思われてます。
末永く安全に楽しくダイビングを行う為に、常に控えめなダイビング計画を立てましょう!