2024年バリ島1月~5月マンタ報告|マンタが安心して訪れる海に
バリ島ヌサペニダ南部に位置するマンタポイントは、通年マンタを見ることができる人気のダイビングスポットです。
自然相手なので、たくさんのマンタが列をつくって現れる日もあれば、1匹しか現れない日も稀にあります。
通常、マンタが見られない日は、波が高くてマンタポイントまで行けない日くらいの割合です。
ここでは、2023年末から年始にかけて、冷や汗の連続の日々から今の現況をご紹介します。
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2023年末から2024年始の異常な状況
2023年のクリスマスシーズンから2024年の年始にかけて、マンタポイントでは通常とは異なる状況が見られました。
マンタポイントからマンタが消え、水中は物凄い濁りに覆われました。透明度3メートルは驚きです。
年末年始のため、マンタポイントには多くのボートが集まり、水中には多くのダイバーがいました。しかし、濁りが酷く、緑色の水中でマンタの出現を40分から50分待つ次第。結局マンタを見ることはできませんでした。
もしかしたら、いたかもしれませんが、濁りが酷くて見えない。仮に見えても写真を撮るのは難しかったでしょう。
忘れもしないクリスマスイブの日は、マンタポイントのコンディションをチェックして潜らず、別のダイビングポイントへ移動しました。こんなことは初めてでした。
2024年1月半ばから通常状態:マンタが戻ってきた
マンタが戻ってきたのは、1月半ばからでした。
徐々にマンタが戻り始め、2月からは異常な濁りもなくなり、透明度も回復し始めました。3月と4月は特に多くのマンタが出現し、2月から5月半ばまで、ほぼ毎日マンタを観察できる状況となりました。
3月、4月はなんと「マンタ祭り!」と言えるほど、たくさんのマンタが一斉に現れた日もありました。
5月に入り、マンタ出現の頻度にバラつきはありますが、ゼロ観測の日はありません。
水中世界は予測不可能な時があるので、魅力的とも言えますが、冷や冷やの連続。
5月31日、この日の3本目にマンタポイントへ行ってきました。
これが大当たり、シュノーケルやフリーダイビングの人の数も少なく、半端ない数のマンタがやって来てくれました。
マンタトレインにマンタのトルネードか!まだまだ、見逃せませんね。
5月31日のマンタフィーバーの動画:Youtubeに動画をアップしてます!
いつまでもマンタが訪れる安心な海
ヌサペニダで見られるナンヨウマンタはジャイアントマンタと異なり、通常は特定の場所に忠実であり、リーフ近くで頻繁に観察されます。マンタの出現には、風や濁り、海流の変化、気候変動など、複数の要因が絡み合っている可能性があります。
いつまでもマンタが訪れる安心な海にするために、ダイバーができることはなんでしょうか?
一番簡単にできることは、エコフレンドリーな行動をとることです。例えば、プラスチックやゴミを持ち帰ること、サンゴや海洋生物に触れないようにすること、そして海洋生物を追いかけたり触ったりしないことです。
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