ウツボにも変わったヤツがいる!
欧米人ダイバーに人気の「ウツボ」。
バリでは、ほとんどのダイビングスポットで出会うことが出ます。
どこにでもいるウツボ。
でも、中にはとっても貴重で珍しいのもいるんです。
ウツボの中で一番色が綺麗で、変わった生態を持つのが「ハナヒゲウツボ」
みなさん、どれだけ「ハナヒゲウツボ (Ribbon eel)」についてご存じですか?
砂地や岩の隙間から顔や体をだして生活している「ハナヒゲウツボ」の面白い生態を見てみよう!
ハナヒゲウツボ、2つの変わった生態
ハナヒゲウツボの変わった生態
通常ウツボは「オス・メス」分かれて生まれてきます。
例外は、クモウツボとハナヒゲウツボのみ。
クモウツボ(Snowflake moray)は雌(メス)で生まれ、から雄(オス)に変わります。
一方、ハナヒゲウツボは雄(オス)として生まれ、成長すると雌(メス)に変わるんです。(雄性先熟)
それだけではなく、ハナヒゲウツボは成長と共に体の色を変えるんです!
ダイビング中、黒や鮮やかな青のハナヒデウツボを見かけたら「雄」ですよ!
ハナヒゲウツボの幼魚

ハナヒゲウツボの幼魚は体の色が「黒」
通常単体でいて、体もまだ小さく、細いです。

黒い体に黄色線が入ってます
ハナヒゲウツボの成魚

成長すると、体の色が鮮やかな青に変わり、鼻先から背ビレまで黄色くなります。
体長は約60~80センチ
通常、ハナヒゲウツボは単体で穴から頭を出して、近くに寄ってくる獲物を待ち伏せします。
ただ、この写真のように、2匹のオスが同じ穴を共有することもあるんです。
さらに成長し、メスに変わる

雌の寿命は短く、出会えるのも比較的珍しい
ハナヒゲウツボの体長が約1メートルに達すると、雄(オス)→ 雌(メス)になり、体の色が黄色に変わります。
雄の生殖器の機能が停止し、雌の生殖器が成熟。
雌は産卵を開始します。
通常「ハナヒゲウツボ」は20年~25年生きると言われてますが、メス(黄色)は産卵した後、一か月以内に死亡してしまうと言われてます。
メスの寿命はとっても短い為、黄色(メス)のハナヒゲウツボを見るのは珍しいんです!
★動画はこちら
水中生物達の生態を知り、ダイビングを楽しもう!
バリではいろいろなダイビングスポットで「ハナヒゲウツボ」に出会えますよ。
水中生物達の生態を知ると、もっとダイビングが楽しくなりますよ~!
観察する時はもちろん、水中写真を撮る時にも役立ちます!
いろいろ知って、ファンダイビングを楽しもう!
参考:
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