新型コロナ感染対策【ダイビング器材の消毒方法】
コロナ禍下での【ダイビング器材の消毒方法】をアップデート
新型コロナウイルス(COVID-19)による「規制」が徐々に緩和されていく中、ダイビングを再開する日が楽しみです!
その日に備え、「安心してダイビングを楽しむ為」にもダイビングの世界も新しい方法を取り入れてます。
例えば、「ダイビング器材の洗い方」もその1つです。
真水で洗い流すだけではウイルスは除去できません。
今後は、毎ダイブ個別に、ダイビング器材を消毒します。
「正しくダイビング器材を消毒する方法」を知ることは、ダイビングショップ側はもちろん、ご自分の器材をお持ちの方、レンタル器材を使用される方にとっても大切です。
特に、レギュレーター、マスク、シュノーケル、BCDのオーラルインフレーターなど、肌に触れる部分は特別なケアが必要。
ここでは、DANアメリカ、PADIが推奨しているウイルス除去の方法を紹介します。
ダイビング器材をレンタルされる方は、必ず消毒済みの器材を使用してください。
【UPDATE:コロナ禍下でダイビング器材の消毒方法:漂白剤でする場合】
ダイビング器材の消毒に有効なのが「漂白剤・ブリーチ」
CDC(国際安全衛生センター), WHOともにウイルスを除去する有効成分として、次亜塩素酸ナトリウム(Sodium Hypochlorite)をあげ、DAN、PADIともに、ダイビング器材の消毒には次亜塩素酸ナトリウム(Sodium Hypochlorite)を5%含む漂白剤/ブリーチの使用を推奨してます。
米国DANは消毒液を選択するときの基準とし、米国EPA(アメリカ合衆国環境保護庁)のリストNに指定されている製品で、SARS-CoV-2または、SARS-CoV-1のいずれかに対して有効性が証明されている製品を使用することを推奨しています。
日本では、私達の生活に馴染みのある家庭用漂白剤が使用できます!
例えば、衣料用ハイター、キッチンハイター、ブリーチなど、
市販の塩素系漂白剤に配合されている次亜塩素酸ナトリウムの濃度は5~6%です。
どのように使用すればいいのかな?
漂白剤の使用方法
最新のDANの情報では、5%の次亜塩素酸ナトリウムを含む漂白剤(濃度0.1%・1,000ppm)を 1:50で希釈し、器材を少なくとも 5 分間浸すことを勧めてます。
例えば、5リットルの溶液を作る場合は、
①次亜塩素酸ナトリウム5%含む漂白剤の場合は、製品100mlを4900mlの水にいれます。あるいは、
②次亜塩素酸ナトリウム10%含む漂白剤の場合は、製品50mlを4950mlの水にいれます。
PADIは上記とCDCの推奨をベースに、(有効期限内の)次亜塩素酸ナトリウム5%含む家庭用漂白剤を使用する場合、約20mlに対しし1リットルの水と混ぜ合わせ、器材を5分間完全に浸けることを推奨してます。
【補足①】次亜塩素酸ナトリウムは、購入時期や保管環境によって、濃度が特定できなるなるので、古いものや保管環境が悪いものを使用する場合は、生産時の濃度を保つため、希釈基準も変わります。
注意点ってありますか?
漂白剤でダイビング器材を消毒する時の注意点
【注意】消毒後のダイビング器材の取り扱い
漂白剤は殺菌効果はありますが、取り扱いに注意が必要
- 漂白剤を使用するときは、換気の良い場所で手袋、マスク、目の保護具の使用して下さい。
- 絶対に漂白剤を他の化学薬品や洗浄剤と混合させないこと。有毒ガスが発生する可能性があります。
- 熱湯は有効成分を分解してしまうので、必ず水を使用して下さい。
- アルミやステンレス銅は腐植する可能性があるので、消毒後は直ぐに真水で洗い流す
バリで安心、安全に楽しめるダイビングをお届けします
今回は、現時点での最も有効的な「ダイビング器材の消毒方法」を紹介しました。
SARS-CoV-2ウイルスの研究が進む中、さらなるアップデートがあるかもしれません。
「新型コロナ感染予防」に向けて、器材の取り扱い方法、講習の仕方、ファンダイビングの楽しみ方などにも追加的なルールが発生します。
MAX DIVEは、DAN, PADIアジアが毎日のように行っているインターネット会議に参加し、ダイビングの最新情報をアップデートしています。
バリ島州の規制と合わせ、皆様が安心して気持ちよくダイビングを楽しめるよう取り組んで行きます。
バリ島では正規PADI店でのダイビングをおススメします。(日本語でOKの海外正規PADIダイブセンター)
※参考