毛むくじゃらな小さなエビ「フィコカリス・シムランス」ヘアリーシュリンプ
フィコカリス・シムランスのご紹介!
フィコカリス・シムランス(Phycocaris Simulans) はモエビ科のエビです。
英語では、ヘアリーシュリンプ(Hairy shrimp)とか、アルガエシュリンプ(Algae shrimp)と呼ばれてます。
体は米粒より小さく、1ミリ~5ミリ程度。
ヘアリーシュリンプと言う名の通り、体は糸のような毛で覆われているます。
通常、藻にフワッとくっついている時が多いですね。
周囲の色に合わせカモフラージュが上手。
よ~く見ないと分かりずらいです。
色のバリュエーションも豊富で、赤、白、紫、緑などがいます。
このエビの存在を知らなければ、「なにこれ?ゴミ?」って思う方もいると思います。
それほど、小さく、ふわふわしてます。
よ~く探すと意外と見つかりますが、探さないと素通りしてしまいます。
マクロ派・フォト派ダイバーにとっては「夢と悪夢」を兼ね備えたエビ。
余りにも小さく、流れに乗ってゆらゆらしているので、焦点を合わせるのが難しい。
ただその分、上手く写真が撮れた時の感動は大きいですね~!
バリ島で見た「フィコカリス・シムランス」をご紹介
バリ島でこの小さな毛むくじゃらなエビが生息するのは、主に北東部にあるアメッドとトランベン周辺のマクロポイントです。
ここ最近で一番嬉しかったのは、先週アメッドで見た「緑」のフィコカリス・シムランス!
「赤」は結構いますが、「緑」はちょっとレアです。
お客様も良い写真が撮れ、ガイドも満足そうでした。
こちらは「赤」レッド・フィコカリス・シムランスとも言われてます。バリ島で一番見られる色です。
こちらも「赤」のフィコカリス・シムランスです。沢山の卵を抱えているのが良く分かりますね。
なぜか、メスで卵を抱えたのを良く見ます。
何もないような場所で、ポツンと枝にくっついてました
こちらは「紫」
こちらは「白」っぽい色をしてました。
ここでご紹介した以外にも、色や形の違うフィコカリス・シムランスもいます。まだ見ぬ「色」に出会ってみたいです。