ダイビングしたいけど怖い
「海が好き,スノーケルも好き、でも、ダイビングは怖い・・」
今日、ダイビングに参加されたNご夫婦。
旦那様はファンダイビング、奥様は体験ダイビングで参加されました。
奥様は大の海好き。昨日はレンボンガン島でスノーケルを楽しんできたんです。
でも、ダイビングとなると話しは別らしい。
以前、日本で2回ほど体験ダイビングに参加したことのある奥様、2回とも潜降できず、リタイヤ。
残念な事に、その時とっても嫌な思いをしたそうです。
それ以来、BCDを着用したり、レギュレーターを口にくわえると、突然怖くなる。
宿泊先のサヌールからトランベンまでの2時間30分。N奥様の体験談や、不安に思うこと、希望をなどを聞きながら移動。
その間、かなりワイルド派の旦那様は「なんで怖いのかな?」「なんで、できないのかな?」、「ちょっと苦しい気がするのは気がしているだけや~で~」ってニコニコ。
ダイビングって、ナチュラルに(自然に)上手な人も中にはいんですよ。でも、抵抗を感じる人も沢山います。
「怖いんだけど、ダイビングしたい!」その気持ち良くわかるよ。

「ダイビングやりたいけど、なんだか怖い」
その気持ち、よーく分かる!実は私もそうだった
実は私もオープン・ウォーター・ダイバーコースに参加した時そうでしたからね。
もう20年ぐらい前ですが、怖くて、怖くて、OWDCを完結するまで一週間もかかったんです。
私の場合、OWDになってから100本ぐらいは恐怖と不安の連続でしたからね。
よくノンダイバーの友達に「怖いのに何でダイビングやってるの?」って言われてました。
だから、「ダイビングしたいけど、怖い、不安、どうしよう」って思う人の気持ちが痛いほど良く分かるんです。
不安のある方はインストラクターやガイド、バディと話すのが大切
今日は移動中からじっくり話しあい、時間をかけて、不安を取り除きながら体験ダイビングをしてきました!
トランベンでダイビング!
トランベン到着後、奥様と私は以下のステップで体験ダイビング。
旦那様はカメラ片手にドロップオフと沈船リバティー号でファンダイブ。
- ステップ1. ダイビング器材を着用し、Nさんの大好きなスノーケルを楽しむ
- ステップ2. レギュレーターを加え、水面で呼吸の練習をしてみる
- ステップ3. 2人で約束(ルール)を決めた。(Nさんが嫌だと思ったら直ぐにサインを送り、中止する)
- ステップ4. Nさんが大丈夫かな?って思ったら潜降してみる
- ステップ5. 楽しむ!


まずは、ダイビング器材を着用!
突然潜るのでははく、BCDに空気を入れ、大好きなスノーケリングを楽しみました。


トランベンのドロップオフポイント。浅場に大きなテルメアジの群れがいるんです。
こんな風にスノーケリングでも見る事ができるんです!
動画で見るとこんか感じ。
Nさん、スノーケルをメッチャ余裕で楽しんでました!
次は、レギュレーターをくわえ水面で呼吸の練習。
Nさん、緊張のあまり、かなり手に力が入ってる。
スノーケルは大丈夫だけど、レギュレーターだと呼吸がしにくい気がする・・



大丈夫、その気持ち良く分かるから・・
本当に呼吸できるのかな?大丈夫なのかな?って思うんですよね。
水面で手をつなぎ、休み休み、ゆっくり練習。
レギュレーターでの呼吸に慣れて来たのかな?
そのうちNさんが、「もしかしたら大丈夫かかも?」「いけるかも!」って気持ちになりました。
そして手をつなぎながらゆっくり水深3mぐらいの場所で潜降してみた!
この時、2人の約束(ルール)は、Nさんが嫌だと思ったら、直ぐにダイビングをストップして浮上する。
Nさんの手はガチガチ。
近くに素潜りしている親子がいました~。
なんかホットしたね~。
耳抜きに問題はない。でも、やっぱり怖い。
3回目ぐらいでやっと潜降は出来たけど、水中にいれず直ぐに浮上したくなる。
1本目はここまで。
ドロップオフでファンダイブをしてきた旦那様も合流し、みんなでランチ。
やっぱり話題はN奥様の体験ダイビング奮闘記!
かなり、盛り上がってのランチタイムとなりました。
焦ることないよ。ゆっくり、自分のペースでやってみよう!
2本目、旦那様は沈没船(リバティー号)でダイビング
奥様と私はコーラルガーデンポイントで体験ダイビングに挑戦です!
コーラルガーデンの水底は砂地のスロープ。
浅いところも楽しいポイントです。
サンゴの根の周りにスズメダイ達がいたり、カクレクマノミ(ニモ)をはじめ、イソギンチャクの周りに色んな種類のクマノミ達がいます!
初めはレギュレーターをくわえ、水面で呼吸の練習。
また「大丈夫かな?!」って思ったら潜降してみます。
今回は3回目のトライで問題なく先降できた!
これまで、約60分。


ファンダイブから戻ってきたガイドが私達を見つけ、水面から写真を撮ってくれました!
こんな風に無事に潜降。水深約5m。
ここから、最後は楽しむ!です。
少し移動して、近くにいたカクレクマノミ達を観察!
また少し移動して、スズメダイ達を観察。
ここで、奥様からストップのサインが出たので、ダイビングは終了。


今までダイビングが怖くて・怖くて仕方なかった自分が、今回は①潜降できた!②水中で魚達を見る事ができた!次はもっとできると思う!また体験ダイビングしたい!って思ってくれました。
根気良く、頑張って良かったですね!
ダイビングライセンスを持っていても、ダイビングに不安があったり、怖いと思う方は結構いるんです。
そんな方は、インストラクターとワンツーマンで潜るプライベートダイビングで参加するなど、他人を気にすることなく、自分のペースでダイビングができる環境を選ぶことをお勧めします。
ダイビング前に、インストラクターと沢山コミュニケーションをとり、今回の様に約束事を決めて潜ると水中での不安も減るでしょう。
きちんと潜降でき、途中までは楽しかったのに、突然水中で「怖い」ってスイッチが入ってしまう人もいます。そんなスイッチが入ったら、インストラクターに伝え、それ以上深くに行かず、浅い方に戻ったりすると「怖い」のスイッチが突然消える場合もあります。
深く潜らず、浅い場所で水中写真をとって見るのも良いですよ。意識がカメラと魚に集中するので、不安より、楽しい気持ちになるでしょう!私の場合はそうでした。
水中世界は素晴らしく、ダイビングは楽しいレジャーです!
人と競い合うものでもないので、自分が心地よく感じる、自分にあったスタイルでダイビングを楽しんでみませんか?きっとダイビングがもっと楽しく、もっと好きになりますよ!