バリ島アメッドで見たよ,ツバメウオのクリーニングと奇妙な泳ぎ
アメッドのジュムルックベイでダイビング。
このポイントの良いところは、のんびりと「お魚ウォッチング」が出来ること。
今日は何時もとはちょっと違うツバメウオの姿を見ました。
なんと、
浅場にある「ツバメウオのクリーニング・ステーション」に今まで見たことのない数のツバメウオが大集合。
おしくらまんじゅうのように固まり、体を横向きにして奇妙な泳ぎをしていたんです。
何なのこの奇妙な泳ぎ方は?
ツバメウオ達は、海のお掃除屋さん「ホンソメワケベラ」が来るのを待っているんだよ。
ツバメウオの奇妙な泳ぎ方のわけと、ホンソメワケベラとの共生関係を見てみよう!
横向きになって泳ぐツバメウオ|この奇妙な泳ぎ方のわけ
ツバメウオが横になって泳いでる!
ツバメウオは、横向きになって泳ぐことで「自分達は誰も脅かさないよ」、だから「近づいても大丈夫だよ」って示しているそうです。
体を横にして泳ぐのは、一種のサインなんだね
そうだね。
海のお掃除屋さんホンソメワケベラに、「安心して近づいて来ても大丈夫」だよってサインを送っているんだよ。
それだけじゃないよ。
ツバメウオ達は、ホンソメワケベラが体に付いた寄生虫を見つけやすいように、体の色を黒っぽく変える習性があるとも聞いたことがあります。
ツバメウオとホンソメワケベラの共生関係
ホンソメワケベラは言わずとも知れた海のお掃除屋さん。
ホンソメワケベラは大きな魚の体に付いた寄生虫を食べ掃除します。
大きな魚は寄生虫を掃除してもらい、ホンソメワケベラは寄生虫という餌を得ることができるんです。
ツバメウオとホンソメワケベラもこの関係だね
そうだね、両方がともに利益を得るんで「相利共生」って言うんだよ。
アカククリも体を横にして泳ぐ!?!
ちなみに、アカククリの幼魚も体を横にして泳ぎ、ヒラムシに擬態するらしい。
幼魚の時は、上↑の写真よりもっと小さく、真っ黒な体で周囲が鮮明オレンジ色で縁取らてます。
これが, Pseudobiceros periculosus ヒラムシにそっくりらしい。
まだ見たことがないので、一度見てみたいです!
じっくりお魚観察
水中生物達って自然に海でのサバイバル術を身に付けているんですね。
そして、それぞれ違った習性があるから面白い。
じっくりとお魚観察するのってとっても楽しいですよ。
アメッドでのんびりダイビングを楽しんでみませんか?
水中で出会う生物達と新たな発見があるかもしれません。
アメッドのビーチ・ダイブサイト「ジュムルック」の様子はこちらの動画をご覧ください!
水深5~6メートルの水中世界がとっても綺麗です。
ジュムルックはシュノーケル、体験ダイビング、初心者ダイバーの方から楽しめるダイビングポイントです!