バリ島のガルンガン、イスラム教のラマダンと静かな海
バリ島の多くはバリヒンドゥ教徒ですが、その他にもイスラム教徒、クリスチャン、ブッダの人達がいます。バリ島(インドネシア)はそれぞれの宗教行事に合わせて祝日になるんです。
今日はバリヒンドゥ教徒にとって大切なガルンガン(Galungan)の前日。そして、イスラム教徒の人々はプアサ(断食)初日です。
この二つの宗教行事が重なり合い、バリ島内は静かでした。
ガルンガンとは、210日ごとに巡ってくるバリヒンドゥ教の大切な祭礼日。日本でいうお盆みたいな日です。
今日はガルンガン前日のプナンパハンという日。一般的なバリ人達は明日から始まるガルンガンに向けての準備を始めます。女性がペンジョールの飾りつけをし、男性が立てます。普段より多くのお供え物を作り、お祭りようの料理を沢山作ります。バリ人達はガルンガンに向け、本当に沢山やることがありますね。
大きな竹で作ったペンジョールを各家の前に飾り付けられ、ご先祖様はペンジョールを目印に家に戻ってくると言われます。
今朝、ダイビングショップに行くと、大きなペンジョールが立てられてました! バリ島の青空に向かって聳え立つペンジョールはとっても綺麗で、改めてバリ島を感じますね。敷地内にある家寺には何時もより大きめなお供え物が挙げられてました。
明日はガルンガン当日です。バリ人達は朝から沐浴をし、綺麗なクバヤに身をまとい、お寺にお参りに行きます。そして、10日後にクニンガン(Kuningan)/(送り盆)を迎えます。
イスラム教徒は今日からラマダン月に入り、プアサ(断食)の初日
イスラム教徒の人達は今日からプアサ(断食)です。
今年は断食初日(今日)はイスラム系の小・中学校の授業はお休みになりました。
断食中は日の出前と日没後のみ食事をし、日中は水も口にしません。
イスラムの人達は子供の頃から断食をしているので、習慣化されて、この日を楽しみにしている方々も多いみたいです。断食が終わると待ちに待った大イベントであるレバラン休暇が始まります。
この大連休を利用し、年に一度田舎に帰省する人達が多い中、今年はコロナの影響でレバラン休暇の移動は禁止。飛行機も飛ばないみたいです。昨年もコロナの影響で田舎に帰省できなかったので、イスラムの人達にとっても本当に残念な事です。
今日は二つの宗教行事が重なり、バリは静か。道路はスカスカ。パダンバイの海に全く人がいない
今日はパダンバイにダイビングに行ってきました。
道路はスカスカ、ビーチに到着すると釣り人さえ一人もいない状態。
バリ人は明日から始まるガルガンの準備で忙しく、イスラムの人達は断食初日なのでアクティブに活動しないのかな?
見渡す限り周りは海、そこに人間は我々3人だけ。なんだか不思議な感じでした。
天気が良く、遠くにテペコン島が見えました。この辺りもバリ島で人気ダイビングスポットです。
水面を見ると、小さな魚達が大きな群れをなして泳いでいるのがよく見えました。
水中の透明度は今一でしたが、大きなタコが何匹もいて、とってもエキサイティングなダイビングを体験。
水面ギリギリのところでは、数種類の魚達が大きな群れをなし、勢いよくビュンビュン泳ぎまくる姿に圧倒。
ちょっと薄暗い中、魚のカーテンの中に身を置く。その光景はとっても神秘的で、たまんなくゾクゾクしますね!
最後の絞めはラーメン!ダイビング後の楽しみですよね!でも、今日はお店が開いてない・・・
ガルガンの前日で、バリ人が経営するお店はことごとくクローズ。
なので、サヌールのバイパス沿いに新しくできたレッド・ドラゴン(Red Dragon)で遅い食事を楽しみました。
麺の太さも選べ、替え玉まである。単品で頼んだご飯はかなりの大盛りでビックリ。バリ島にあるラーメン屋さんの中では上位クラス。ビーガンラーメンまでありました。次回トライしてみたいです。
バリ島旅行におススメの時期
ガルンガンは210日周期で来るので、年に2回あります。
この時期のバリはペンジョールが立ち並び、綺麗なクバヤを着てお参りに行くバリ人達の姿を多く目し、本当に綺麗です。バリ島を感じたい!っていう方はガルンガンの時期に合わせてバリ島旅行を計画するのもおススメですよ。