バリ島の伝統を感じる瞬間「ポトンギギ」
「ポトンギギ」ってなに?
ダイビング仲間のお子様3人の「ポトンギギ」儀式に招待されました。
「ポトンギギ」の儀式は、日本でいう成人式にあたるらしい。
バリ・ヒンドゥー教の人達にとって、生まれてから死ぬまでの間に絶対に行わなければいけない儀式。
バリ語で「ポトンは切る」「ギギは歯」を意味します。
バリ・ヒンドゥー教では「尖った歯を削ることによって悪の部分(欲望等)が削ぎ落される」と信じられ、そうすることで「初めて人間になれる」と言われてます。
バリ人にとってポトンギギは人生の1つの節目。とっても大切な儀式なんですね。
きらびやかな衣装からもその重要性を感じられます。
友人のバリ人奥様の言葉がとっても印象的です。
奥様いわく、「もし、子供達が将来外国人若しくはバリ人以外の人と結婚した場合、ポトンギギの儀式を受けられなくなるかも知れない」と言うことで、今日の日を心待ちしていたそうです。
お坊さんのお祈りがはじまり
バリ・ヒンドゥー教の重みを感じました
一人一人,ベッドの上でポトンギギ専門のお坊さんから歯を削ってもらいます。
バリの伝統的な演奏を聴きながらお食事をして終わります。
今回ポトンギギの儀式に参加することが出来てとても良かったです。
宗教・文化は違っても「何かを信じ、またそれを持続させていく事」はとても大切で美しい姿だと思いました。
ご招待いただきありがとうございました。