バリ島PADIアドバンス・ダイバーコース
アドバンスダイバーになってもっと自由にダイビング
インドネシアのジャカルタに語学留学中の大学生Rちゃんとバリ在住の方が「アドヴァンスド・オープン・ウォーターダイバーコース」に参加してくれました。
お二人とも、オープン・ウォーター・ダイバーでは物足りず、「「もっと水中世界を探検してみたいって」
って思ったみたいです。Rちゃんの目標はアドバンスダイバーになって憧れのヌサペニダでダイビングをすること!
ところで、アドヴァンスド・オープン・ウォーターダイバーになるメリットって何ですか?
アドバンスダイバーになる最大のメリットは、世界中にあるほぼ全てのダイビングスポットでダイビングを楽しむことが出来るようになること。
オープン・ウォーターダイバーだと、最大深度18メートルまでと制限されますが、アドバンスダイバーになると最大深度30メートルまでの水中世界を楽しむことが出来るようになります。
通常、『ファンダイブ』というと18メートルより深く潜る場合が多い為、アドバンス・ダイバーになると、深度制限なくファンダイビングを楽しむことが出来ます。
また、ダイビングスポットによっては、ファンダイビング参加時に「アドバンス・ライセンス以上~」と制限がある場合もあります。例えば、バリ島で人気のマンボウ・ダイビングはアドバンス・ダイバー以上。且つ、最低でも50本以上経験がありスムーズな潜行と中性浮力に問題のないダイバーの方からの参加となります。
アドバンスコースを終了したからって、直ぐに理想のダイビングが出来るようになるかは個人差がありますがですが、PADIアドバンス・オープン・ウォーターライセンスは、これから先、世界のいろいろな海でダイビングを楽しみたいダイバーの最強のパスポートとなることは間違いありません!
水中を自由自在に泳ぎまわったり、水中写真をとったり、気持ち良く流れに乗ってダイビングを楽しんで見たいですよね!
コースではどんなことするの?
楽しみながら取得できるのが、アドバンス・ダイバーコースのいいところ。
コースでは、①ディープ・ダイブ(必)、②水中ナビゲーション(必)の他に24種類あるアドベンチャーから3つのアドベンチャーダイブを選択し、2日間に分けて、5ダイブ行います。
今回バリ島でアドバンスコースに参加されたお2人は、ディープ・ダイブ、水中ナビゲーションの他に、レック・ダイブ、PPB(中性浮力)、ボートダイビングを選択
今回の「アドヴァンスド・オープン・ウォーターコース」様子
初日は、パダンバイで講習
陸上で水中・ナビゲーションの練習。同じことを水中で練習する予定が、浅場の透明度が悪過ぎて(5m以下)断念。アドバンス・コース初日はボート・ダイブ、ディープ・ダイブ、PPBの練習。
透明度が悪く、流れもあったので、かなり過酷な条件で練習する事になってしまいましが、はぐれる事なく、落ち着いてコースを勧める事ができました。
穏やかで透明度も良い海で講習するは楽しいけど、今日みたいな悪条件での講習は、講習内容以上に学ぶ事が沢山あったのでないかと思います。
2日目はトランベンで講習
トランベンでは、レック・ダイブ、水中ナビゲーション、そして引き続きPPB(中性浮力)の練習。
レック(沈船)ダイビングの楽しみ方や注意点などを学んだら、いざダビング!
トランベンにはバリ島を代表するレック・ポイント(沈船ポイント)があるんです!
リバティー号でレックダイブ
沈没船、リバティー号の周りや中を探検します。 全長120メートルあるリバティー号は形さえ崩れてしまってますが、所々にハンドルやアンカーなどを見る事が出来ます。
50年以上トランベンの海に沈んでいるリバティー号の周りはソフトコーラルで埋め尽くされ、沢山の魚達の住みかになっているんですよ。
中性浮力はダイビングを楽しむカギ!
中性浮力はダイビングで一番大切と言っても過言ではないです。
アドバンスコース中は、何度でも繰り返し練習します。
水中ナビゲーション
水中ナビゲーション。透明度が悪く、かなり悪条件での練習となってしまいましが、陸上で練習した通りしっかり出来ました。
中性浮力を意識してダイビング
水中ナビゲーションの練習の後は、沈船リバティーポイントからドロップオフポイントへ移動し、中性浮力を意識しながらダイビングを続けます。
中性浮力の練習はアドバンスコースを通して、何度でも練習します。
中性浮力が取れるようになると、ダイビングが100倍以上楽しくなるんです。
また、サンゴを蹴らない、砂を巻き上げない、など、環境に優しいダイバーになる為に最重要なスキルでもあります。
最後は現在ダイブマスターコースに参加中のMさんも一緒に記念撮影!
祝・アドヴァンスド・オープン・ウォーターダイバー!
この2日間、1つ1つのスキルや水中環境を意識しながらダイビングする事で、ダイバーとして大きな変化があったと思います。
フィートファーストで潜行した時に、水底で尻もちをついたり、フィンでサンゴを蹴ったりする事もなくなりました。
ダイビングの最後の方で浮き気味になってしまうのも解決。流れがある中でも上手く潜ることができました。
2日間とも、悪環境での講習となってしまいましたが、従来のコース以上の収穫はあったかと思います。
お疲れ様でした!
トランベンの帰りはタコのサテ!美味しい!