プール講習とは海洋実習に行く前に、安全で穏やかな場所で水慣れを行ない、ダイビングで必要となる「スキル」を習得する場です。
プールダイブ(限定水域)コースでは、以下のことを沢山のスキルトレーニングを通して習得します。
- ダイビングを楽しむのに必要な基本的なテクニック
- 水中で困ったり問題が起きないようにするための安全テクニック
- 万が一何か問題が起きた時に備え対処テクニック
プール(限定水域)ダイブで習得するスキルのリスト
1 | 器材のセットアップ、装着と調節 | 26 | 視標を使った潜降 |
2 | 水面でBCDへの給気/排気 | 27 | ホバリング-30秒間 |
3 | レギュレーター・クリア-息を吐く方法とパージ・ボタンを使う方法 | 28 | 水平に泳ぐ-トリムの調整 |
4 | レギュレーター・リカバリー-アームスイープ法とリーチ法 | 29 | バックアップ空気源の使用 |
5 | 少し水の入ったマスクのクリア | 30 | バックアップ空気源を使って泳ぐ/浮上する |
6 | バックアップ空気源の使用 | 31 | コントロールされた緊急スイミング・アセント |
7 | 潜降と圧平衡 | 32 | バディとウエイト量とトリムの調整 |
8 | ハンド・シグナル | 33 | 疲労ダイバー曳行-25メートル |
9 | 水中を泳ぐ | 34 | スクーバ・キットの脱着-水面 |
10 | ゲージの使い方と残圧のチェック | 35 | 潜降-着底しない |
11 | 浮上 | 36 | 傷つきやすい水底の上を泳ぐ |
12 | 水面でBCDに給気(オーラル) | 37 | オーラル・インフレーションでホバリング-1分間 |
13 | プレダイブ・セーフティ・チェック(BWRAF) | 38 | フリーフロー・レギュレーターからの呼吸 |
14 | ディープ・ウォーター・エントリー | 39 | マスクなしで泳ぐ |
15 | 適切なウエイト量とウエイトのチェック | 40 | スクーバ・キットの脱着-水中 |
16 | スノーケル/レギュレーター交換 | 41 | ウエイトの脱着-水中 |
17 | 水面を泳ぐ-正しい水面習慣 | 42 | エキジット |
18 | ファイブ・ポイント潜降 | 43 | スキン・ダイビング・スキル |
19 | 中性浮力-パワー・インフレーター | 44 | インフレーター・ホースの取り外し |
20 | 全部に水の入ったマスクのクリア | 45 | 緩んだシリンダー・バンドの締め直し |
21 | マスクの脱着とクリア | 46 | ウエイトの脱着-水面 |
22 | マスクなし呼吸 | 47 | エマージェンシー・ウエイト・ドロップ |
23 | エアが少なくなってきたときの対応 | ||
24 | エア・マネージメント-20bar/300psiの誤差の範囲 | ||
25 | こむらがえりの除去-自分とバディ |
ポイントは、自分が自信を持って「できた!」と言えるレベルになるまで、じっくりと時間とかけて練習すること。
PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コースでは、プール(限定水域)ダイブの際に「スキル練習スレート」を使用し、必要なすべてのスキルをもれなく練習したかどうか、また、それぞれのスキルが満足にできたかどうかをお客様自身がチェックできるようになっています。
もし「もっと練習が必要」と感じてチェックしていれば、そのスキルができるようになるまでしっかり練習します。
満足度の高い講習になることは間違いありません。
すべてのスキルを納得できるレベルまで習得するためには、プール(限定水域)ダイブで少なくとも7~8時間はかける必要があると考えています。
短い時間に詰め込んで不安を残したまま海洋実習に進むのではなく、ご自身が納得いくまで練習することが大切。
Cカードを手にした後に快適にダイビングを楽しむためにも、しっかりとスキルを練習しておきましょう。
プール(限定水域)ダイブでは、泳力の確認も行なわれます。
・足がつかない深さの水域の水面で、水泳具を使用せずに10分以上落ち着いて浮いていられる能力。
・水泳具を使用せずに200メートル/200ヤードの距離をノンストップで泳ぐか、またはマスク、フィン、スノーケルを使用して300メートル/300ヤードを泳げるという能力。