ダイビング バディ・システム、より良いダイブバディになる為の5つの条件

ダイビングを安全に楽しむ為に、バディ・システムは欠かせない!

オープン・ウォーター・ダイバー・コースで学んだ「バディ・システム」について、覚えてますか?

「バディ・システム」とは、ダイビングの安全ルールの一つで、ダイビングの最初から最後までバディ同士、お互いの近くでダイビングを行う事です。 「バディ」とはダイビングを安全に楽しむ為に助け合い、水中での感動をシェア―するパートナーの事です。

必ずしも、「バディダイビング=セルフダイビング」ではありません。

ガイド付きでダイビングを行う場合でも、ガイドとワンツーマンでダイビングを行う場合以外は、グループ内でバディを決めてダイビングを行います。

また、ガイドとワンツーマンでダイビングを行う時以外は、「ダイビングガイド=バディ」ではありません。 

たまに見かけるのが、「私はガイドについて行くから良いや~」と言う方や、「水中でバディを無視して自分だけガイドに付いて行ってしまうダイバーの方」とか、「自分の器材の確認だけして、バディの確認は全くしないダイバーの方」等々です。この様なダイバーの方は、もう一度、ダイビングを安全に楽しむ為のルール「バディ・システム」についてのおさらいが必要です。

ガイド付きでダイビングを行う場合でも、セルフでダイビングを行う場合でも、「バディ・システム」のルールを守る事は、ダイビングを安全に楽しむ為にとても大切な事です。

良いダイブバディの5つの条件とは

そこで、より良いバディになる為、「バディ・システム」で決して忘れてはいけない5つのルールとは・・・

 ① プレダイブ・セーフティチェック(バディチェック)を忘れない

オープン・ウォーター・ダイバー・コースで学習したプレダイブ・セーフティ・チェック『BWRAF』の手順、覚えてますか?

プレダイブ・セーフティ・チェックは自分とバディ(お互い)の安全の為に必ず行います。

昨日は何も問題が無かったともして、何か見逃している点があるかもしれません。 

もし、バディのオクトパスが何らかの理由で故障していたら・。あなたは、その人とバディを組んで潜りたいですか?応えはノ-ですよね。

プレダイブ・セーフティ・チェックの手順】(B=BCD、W=ウエイト、R=リリース類、A=エア。F=ファイナル)

● B=BCDのチェック

   ・BCDに中圧ホースは正しく接続されているか?

   ・BCDにエアは十分溜まるか?(BCDにエアが入るだけでなく、入って空気漏れなどが無いかを確認する)

   ・タンクはしっかり固定されているか?

   ・BCDのバックルは正しくセットされているか?

 

● W=ウエイトのチェック

    ・適正なウエイトか?(重すぎ、軽すぎ)

    ・クイック・リリースができるか?

    ・ウエイトバックルが右手で操作できる方向になっているか?

 

R=リリース類のチェック

   ・BCDのリリース類の操作方法の確認ときちんと固定されているかの確認

   ・ウエイトシステムのリリース操作方法の確認

 

● A=エアのチェック

  ・タンクバルブが開いていて、十分な空気があるか確認

  ・レギュレーターとオクトパスが正しく機能するか確認

  ・オクトパスの操作方法の確認

 

● F=ファイナル

    ・ゲージなどブラブラしてないか、ホースなど絡まってないか。

    ・忘れ物はないか(ダイブコンピューター、マスク、フィン、フロート、カメラなど)

 

② ダイビング中、決してバディと離れない。常にコンタクトをとりあいながらダイビングを楽しむ

ガイド付きでダイビングを行う場合でも、水中ではバディと離れる事なく、常にバディとコミュニケーション/コンタクトを取りながらダイビングを行いましょう! バディとお互いの残圧をこまめに確認しあう事はとても大切です。

常にバディの位置と状況をハークしていれば、バディに何かあっても、バディを助ける事が出来ます。ガイド付きでダイビングを行っても、ガイドと距離がある場合や、ガイドが目を離した瞬間にも何が起きるか分かりません。また、バディが近くにいれば、珍しい魚を見つけた時、直ぐにバディに教えることが出来ます。

フォト派ダイバーは写真に集中しすぎ、バディ同士、お互いを見失ったり、グループから離れてしまう可能性があります。 フォト派ダイバーはガイド付きダイビングでも、必ずブリーフィングを理解し、はぐれた時の手順等をバディと確認してからダイビング行いましょう。 また、水中写真を撮りながらでも、必ず、バディとガイドの位置は確認しましょう。

『とにかく水中写真だけに没頭したい!』という方は、プライベートでダイビングガイドを付けてダイビングをする事を推奨します。 

 

③ ダイビングは他人と競争し合う競技ではない

友達同士、カップルやご夫婦でダイビングに参加した場合、一緒に参加した仲間とバディを組み、同じ感動をシェア―したと思うのは当然です。

ただ、当日一緒にダイビングを行うはずだったバディが体調を崩したり、何らかの不安を抱えて、ダイビングを行うか中止するか悩んだ場合、決してダイビングを行う事を強制してはいけません。

ダイビングは、他人と体力を競いあう競技ではないし、時として「ダイビングを中止する」という判断も必要です。 

体調が悪いのにムリしたり、不安を抱えたままダイビングを行った場合、水中で事故につながる可能性もあります。絶対にパディにプレッシャーを与えたりするべきではありません。

良いバディとは、お互いがお互いの状況を理解し合い、助けあう事が出来るバディです。

 

④ ダイビング、​​ダイビング、​​ダイビング !いろいろな条件下でダイビングの経験を積む!

あなたは、どんな人とバディを組みたいですか?

自分よりダイビングスキルが上の人。 人間的に信頼できる人。たよりになる人。

興味が同じ人。 家族、恋人、親友、友達。

ダイビングでは何時も同じ人とバディを組むとは限りません。 ガイド付きダイビングに参加した場合でも、例えば、一人でダイビングに参加したり、一緒にダイビングに参加したバディが何らかの事情でダイビングを断念した場合は、初めて会ったダイバーとバディを組みます。

そこで、どんなバディとでも、心地よく安心してダイビングを楽しむ為には、ダイビングの経験とスキルを高める事が必要です

もし、初めて会った人とバディを組む場合、ガイド付きダイビングでも、ダイビングを始める前にお互いのダイビング経験を話したり、ハンドシグナルの確認をしたり、コミュニケーションをとってからダイビングを行いましょう。また、プリダイビング・セイフティーチェックは必ず行いましょう。

 

⑤ 継続的にダイビングのスキルアップを行う

継続的にスキルアップをすると、ダイビングの幅が広がり、ダイビングをする上で自身にも繋がります。

オープン・ウォーター・ダイバー・コースでダイビングの知識とスキルの基礎を学んだ後は、アドヴァンスド・オープン・ウォーターダイバーコースでさらにダイビングの幅を広げる事が出来ます。

レスキュー・ダイバー・コースで、セルフレスキューの仕方や、自分自身とバディの為にいざという時の対処法を学ぶのも良いと思います。

ダイビングガイドは参加者全員の安全を最優先し、その中で最大限ダイビングが楽しめるよう水中をガイドします。だからと言って、ガイドに全てお任せするダイビングではなく、自己管理ができ、バディの事も考えられるダイバーになりましょう!

世界中どこでも、安心してダイビングが楽しめるバディになろう!

ダイビングはルールを守って行えば、安全で楽しいアクティビティーです。

少し古いデータですが、2010年にDANが米国ダーラムで開催した「ダイビングと死亡事故」に関するセミナーで発表した、世界最大級のダイビング機関が過去10年間にわたって収集したデータによると、10万回のダイビング中で事故率はわずか0.472でした。 ダイビング中の事故率は車両事故と比べ非常に低いと発表してます。また、ダイビング中に起きた死亡事故の40%は、バディと離れたた事が原因と発表してます。

ダイビングの楽しみ方は人それぞれ違います。ただ、海の中で見たものや、感動を誰かと分かち合いたいという気持ちは、どのダイバーにも共通しているのではないでしょうか?

ガイド付きでダイビングを楽しむ人も、セルフダイブを楽しむ人も、「バディ・システム」の重要性を再度確認し、より良いダイブ・バディになる事を心がけてみて下さい。

そうすれば、これから先、世界中どのダイビングポイントでも、どんなバディとでも、安全にダイビングを楽しむことが出来るようになります。

水中での感動を共感できる仲間達を増やせていけたら、ダイビングがもっともっと楽しくなると思います!

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