バリ マンボウ シーズン到来前に

バリでマンボウが見られるヌサペニダは海洋保護地区に指定されています

バリでマンボウを見る前の豆知識

バリ島ヌサペニダは「サンゴ礁三角海域/コーラル・トライアングルゾーン」の南西に位置してます。この地域は地球上で最も生物学的に多様な海洋地域であり、世界のサンゴ種の76%、サンゴ礁の53%、サンゴ礁の周りに住みつく魚の37%がいます。これらの豊富な海洋種を保護する為に、2014年初頭にヌサペニダは正式に海洋保護地区(MPA)に指定されました。(日本語での使用

マンボウって不思議

マンボーの生態についてはいまだ解明されていない部分が多く、ミステリアスな海水魚です。

いまだ、マンボウは雄雌の区別がつきません。マンボウは獲物であるクラゲのような生き物を探し海底200mの深海に行き、クリーニングの為に浅場にきます。(太陽にあたる為に浅場にくるのでSunfishと呼ばれているようです。)バリ島ヌサペニダのクリーニングステーションではチョウチョウウオやエンジェルフィッシュに気持ちよさそうにクリーニングされているマンボウを見ることができます。深場から浅瀬に移動するマンボウの行動パターンはまだにはっきり解明されていません。

バリで見られるマンボウはゴウシュウマンボウ(Mola Ramsayi/Southern Ocean sunfish)

現在、世界で4~5種類のマンボーの種類が認められてます。

マンボウ属(Genus Mola):①ゴウシュウマンボウ(Mola Ramsayi/Southern Ocean Sunfish, Short Sunfish) ②マンボウ(Mola-Mola/Ocean Sunfish)

ヤリマンボウ属 (Genus Masturus):ヤリマンボウ (Sharptail Sunfish)

クサビフグ属 (Genus Ranzania):クサビフグ (Slender Sunfish)

インドネシア全域ではマンボウ(Mola-Mola/Ocean Sunfish)とゴウシュウマンボウ(Mola Ramsayi)の両方が観測されていますが、オーストラリアのマンボウ研究家(Sunfish Research)PhD Candidate Marianne Nyegaardが2014年から3年間ヌサペニで研究を行った結果、バリ島で見られるマンボウはゴウシュウマンボウ(Mola Ramsayi/サウザン・オーシャン・サンフィッシュ)と発表してます。

以下2枚の写真はバリでSun Fish Researchにより行われたマンボウの勉強会に出席した時のものです。

マンボウの種類

マンボーの種類

左側がバリで見られるマンボウ

sunfish bali
マンボウ稚魚

生まれた時のマンボウは体長1cm弱ぐらいで、ポケモンやお菓子の金平糖のような形をしています。そして、その小さなプランクトンの様なマンボウが大人になると1000キロ以上の巨大海水魚に変身します

バリのマンボウシーズン

バリのマンボウシーズンは7月~10月と言われてます。ただ、それ以外の季節でもマンボウは見られており、Sunfish ResearchのPhD Candidate Marianneいわく、「この時期ヌサペニダでのダイバーの数が多いので、マンボウも多く観測されているのではないか?」とコメントしてます。

マンボウのシーズンと海の水温は関係しているのか?

マンボウは水温が低い時に現れると言われていますが、本当にそうなのでしょうか? ヌサペニダのマンボウシーズは、インド洋から冷たい海水がながれ込み、特にヌサペニダ南部の水温に影響を与えます。そのため、ヌサペニダ南部の水温は16度~17度、それ以下になる事もあります。ヌサペニダのマンボウはこの冷たい水に魅了され現れると言われていますが、水温の温かいヌサペニダ北部でもマンボウは見られてます。

オフシーズンの間、マンボウはどうしているのか?冷たい水を求めどこかに移動しているのか?

マンボウのシーズン、マンボウと水温の関係、マンボウの行動パターンに関してはまだ調査中で解明されていない点が沢山あります。2014年にヌサペニダのマンボウにサテライトタグを付けることに成功し、現在調査は進行中です。

今年はバリでマンボウに会いたい

こんなミステリアスなマンボウをバリで見てみませんか?

ヌサペニダで見られているケースは多いですが、ヌサペニダ以外のダイビングポイントでもマンボウは現れてます。トランベンのリバティーレックをダイビング中にマンボウを見たこともあります。決して水温は低くなく、深場でもありませんでした。ギリ・ミンパンでもマンボウは見られています。ダイビング中、ふとした時にマンボウを見られるかもしれません。